発達障害が見逃されているのを自分が気づいたと言って喜んでいる人達、いつになったら自分達の無知に気づくのでしょうか。
こういう人達は根拠のない自信に満ち溢れていてほんとうに閉口します。
医師、心理士などが患者さんのことを“発達が”、“発達っぽい人”、“発達の人”、“特性のある人”、など患者さんのことを小馬鹿にしたような言い方をします。患者さんにつきそった支援者、保健師、先生、色々な職種の人が、患者さんのことを発達障害だと(自分にはわかるのだと)満面の笑みで自信満々に言っていきます。
さて、こういう人には常識的な会話ができません。常識的なことを質問すると途端に表情が険しくなり機嫌が悪くなります。必死に会話を終わらせようとします。
さて、なんと質問すればそうなるかわかりますか?
「では、この人の小さい頃のことを詳しく教えてください。」
これが一番駄目です。
本当は小さい頃に療育が必要になる障害だったと主張するのですから、小さい頃のことを詳しく説明できなければそんなことは言えないはずです。しかし、そこを聞くと彼らは途端にしどろもどろになって不機嫌になります。そもそも小さい頃にどんな成長の仕方をしていたかなんて全く確認していない人が多いです。小さい時のことを詳しく語れるほどの情報もないくせに、小さい子供に起こる障害だったと言い張るのです。
馬鹿にしているのでしょうか。
「なぜ普通学級で卒業できたのですか。」
これも彼らにとっては致命的な質問です。自閉症や知的障害という生まれつき療育が必要な障害だったのに小学校や中学校を普通学級で卒業できたのならその理由が知りたいです。当然です。よほど特殊な環境だったのか理由が知りたいわけです。療育は全く不要で、マンツーマンの付き添いもなく自閉症や知的障害の子供がみんなと同じ行動をとれていたのなら奇跡です。でも教えてくれません。というかわからないのです。
「なぜ小さい頃に療育を受けてないのですか。」
これも決定的です。自閉症も知的障害も小さい頃から療育を受ける必要があります。それを受けずに小学校の普通学級に入学できたのならすごいことです。幼児の間に正常に近いくらいに能力が向上したのでしょうか。自閉症は大量の時間を費やして応用行動分析の療育を行ったとしても普通学級に入れる子なんてごくわずかです。それが全く必要なく普通学級に入れたのです。これも奇跡的なケースです。何か育て方にこつでもあったのか、自閉症の療育を頑張っているセラピストも親も知りたいはずです。むしろそれを研究して発表でもしてくれたら多くの人に役立つはずです。しかし、あたふたして「目立たなかった」とか「軽度だから気づかれなかった」とか「自閉症の傾向だった」とか意味不明な答えしか返ってこず、まるでそんな質問をするなんて失礼なやつだみたいな反応しか返ってきません。
本当に自閉症のことを馬鹿にしているとしか思えません。
「なぜ一般の就職が出来たのですか。」
これも嫌な顔をされます。自閉症や知的障害の人が就職する年齢まで普通学級で生活することが出来て卒業までして、就職までしているのです。通常であれば、小学校入学時から支援学級や支援学校にしか入れない障害の子が、周りに気づかれることなく進学して卒業もして、一般の仕事にまで就いているのです。自閉症や知的障害の子供を育てている家族からすれば全く想像できないくらいの奇跡です。一般就職の面接に受かるなんて想像できません。ぜひ理由を聞きたいと思いませんか。しかし、もちろん説明なんて出来ませんから嫌な顔をされてわけのわからない答えしか返ってきません。もうこんなやつとは二度と発達障害の話しをするものかといった反応です。
「診断基準を満たしていないようですが。」
これは決定的に駄目な質問です。私は毎回聞きたくなりますが恐ろしくて聞けません。医師向けの講演会や研修会でも全く診断基準を満たしていない症例を平気でだしてきますが、その場が凍り付くでしょうから誰も聞けません。これを聞くと医師のプライドに傷がつきますし、その人が今までやってきた診断が全て間違いだったというのに等しく、耐えられないでしょう。これも「軽度なので目立たなかった」とか「保護的環境であった」とか「診断基準に問題がある」とか苦し紛れな言い訳しかできません。彼らに診断基準というワードは禁句です。本当に馬鹿にしています。
「それは認知機能障害のことではないですか。」
これも彼らの逆鱗にふれます。彼らは基本的なことを勉強しようとしないので認知機能障害の知識がありません。それを勝手に自閉症やADHD、精神遅滞が見逃されていたものと思い込んで、それに気づくことが出来る自分はすごいと思っている人達です。子供だろうが大人だろうが精神疾患が重症だろうが、とにかく知能検査を受けさせてばらつきを見つけることに執念を燃やす人達です。知能検査がばらついているのが発達障害だという、とてつもなく恥ずかしい間違いを毎日自信満々にやっている人達です。全人格を否定されたような気分になるでしょうからなかなか聞けません。しかし、誰かが気づかせてあげないと一生こんなことをやっているでしょうし、何より患者さんがかわいそうです。教えてあげたくてかなり控えめに口にしても不愉快な反応しか返ってきません。ほんとうにどうしたらよいのでしょう。
「特性とはなんですか。」
彼らはとにかく特性という言葉を繰り返し使います。彼らはこの言葉を発する時になぜかにやにや小馬鹿にしたような笑顔になるので本当に不快です。そんなに特性、特性というので特性とは何か尋ねてもまともな答えは返ってきません。自分でも説明できない言葉を多用して、あたかも自分達はわかっているのだという態度が本当に腹立たしいです。
他にもほんとうにたくさんあります。
つまり、彼らは自分達が発達障害に詳しくて、あなた達いい加減な精神科医とは違うのだ、と言った偉そうな態度をとりながら、まともな理由なんて何一つないのです。
自分達から発達障害の話しをふっておきながら、しかも専門医として毎日たくさんの患者さんをみている相手に向かってあたかも自分のほうが詳しいかのような態度をとりながら、発達障害の基本的なことを話そうとすると、なんということを言うんだとばかりに喧嘩腰になるのです。基本的な事柄ほど話すのを避けるのです。幼い子供に起こる障害の話をしておきながら幼い時の話しが全くできないのです。全く意味がわかりません。彼らの根拠は、大きくなるまで見逃されていた障害に自分だけが気づいたという思い込みしかありません。
結局は障害者のことを馬鹿にしているのです。本当に気分が悪くなる人達です。