発達障害詐欺医療に発達障害詐欺ビジネス、これらはとどまるところを知らず、ますます過熱しています。
気づかれなかった精神遅滞、気づかれなかった自閉症、気づかれなかったADHD、そんなとんでもない診断がネズミ算的に増えています。
本来の精神疾患、二大精神病である統合失調症や双極性障害という診断は急激に減少しています。あるいは、うつ病という診断さえもどんどん減っています。
なぜか?
精神疾患にみられる基本的な症状を自閉症、ADHD、精神遅滞だと思っている人達がどんどん増えているのですから、当然です。
脳に病気が起こると認知が障害される。そんな1+1=2くらいに当たり前のことがわからない人達が、脳の病気にみられる認知の障害のことを自閉症、ADHD、精神遅滞、あるいは学習障害が大きくなるまで誰にも気づかれずに見逃されていたもの、発達障害だと思っているわけですから、脳に起こる障害はみんな発達障害にされてしまいます。
そして、もっともっとひどいことが恐ろしいスピードで増えています。脳に病気が起こる前から精神遅滞、自閉症、ADHDと誤診されてしまうのです。どういうことかわかりますか。
精神疾患の多くは長い年月をかけて発症します。その兆しが小さい頃からすこしずつ現れたりします。少しずつ認知の問題がでてきます。そして思春期頃から大きな変化をもたらしたりします。
急に発症するのではなく、人づきあいがうまくいかなくなる、勉強がうまくいかなくなる、朝起きられなくなって休みがちになる、生活がだらしなくなる、などなど、最初はまさか5年後、10年後に統合失調症などの精神病や双極性障害などの気分障害になるとは思えないような症状で始まります。
その頃に受診しても、それがなんという病気の始まりなのかを診断する方法は存在しません。どんな名医であっても出来ません。
こういう診断になるだろうと大体予測していても違う方向に行く場合もあるのです。うつ病の診断基準を満たしてうつ病の治療がうまくいっていても、何年か後に統合失調症だったり、双極性障害だったりするのです。だからこそ、精神医学の世界ではたくさんの子供を長期間追跡する研究とか、たくさんの患者さんを長期間追跡する研究などがなされてきました。
精神疾患を発症する前兆の期間は前駆期とも言われ、それについてもたくさんの研究や治療的試みがなされてきました。しかし、決定的に診断をしたり発症を防げたりするような方法はありません。逆に言えば、どんな検査をしてもこの病気ではないと否定できる検査もないのです。
しかし、それが出来ると思っている人達がいます。
それが、発達障害が気づかれずに見逃されていたと言っている人達です。しかもたくさんの精神科医達は専門知識がないからそれが出来ず、発達障害に気づかずに間違った診断をして間違った治療をしていると信じ込んでいる人達です。
こういう人達は精神疾患のごく最初の時期、それが中学生だったり高校生だったり小学生だったり、あるいは小学校に入学する前であったり、どんな検査をしたところでどういう病気の始まりであるかを知る方法が存在しないにもかかわらず、全く関係のない知能検査とADHDと自閉症のテストをするのです。知能検査をすれば、彼らの妄想する、見逃されていた発達障害がわかると信じ込んでいるのです。
生まれつきの障害は幼い頃から支援や療育が必要な障害です。そんなことが必要なく成長してきたのなら、こういった障害を考える余地もないのに、わざわざこういうテストを受けさせます。
人づきあいがうまくいかなくなった、登校できなくなった、問題を起こした、事件を起こした、そういったきっかけでやってきた子供たちに真っ先に自閉症とADHDと精神遅滞を疑い、意味のないテストを受けさせます。
小学校や中学校に入学した時は普通の子であったのに、学校の先生までもがこんな馬鹿げたテストをすすめます。
おそらくその先何年もかけて症状が変化していくであろう大切な時期に生まれつきの障害を優先して考えるのです。めちゃくちゃです。
彼らのやっていることは、治療できる病気を治療しにきた患者さんに全く意味のない知能検査とADHDと自閉症のテストをして、生まれつきの治らない障害だと言って、正しい治療を受ける機会を奪う、ただそれだけです。
脳の病気が起こりつつある段階から、完全に発症していない段階から、意味のない知能検査とADHDと自閉症のテストを手当たり次第に受けさせて、生まれつきの自閉症だった、生まれつきの精神遅滞だった、生まれつきのADHDだった、この人の特性だからあきらめなさい、よくなりません、治せません、個性として認めてあげましょう、です。
将来、その患者さんがどうなるかなんて何も考えてないのです。5年後、10年後にどのような姿になっているのか。ほとんど人と関われないくらいにひどい状態になっているかもしれない、家にこもって外にも出られなくなっているかもしれない、事件を起こして警察に捕まっているかもしれない、何年も入院しているかもしれない、そんな想像が全くできないのです。
脳の病気が進行して、子供の時から出来ていたことがどんどんできなくなっていく、精神症状は悪化していく、その姿をみていても、生まれつきの特性だ、仕方がない、治せないと言うのです。こんなひどいことがあるでしょうか。
こういった小学生や中学生、高校生の頃の精神疾患のごく最初の段階で、(見逃されていた)自閉スペクトラム症、(見逃されていた)ADHD、(見逃されていた)精神遅滞というわけのわからない診断がどんどん追加された患者さんが、5年後、10年後、精神病のひどい状況になって次々にやってきます。
20代や30代の精神疾患が一番活発で治療が大変な時期の患者さんの多くが、子供の頃や学生時代に意味のない知能検査で(見逃されていた)発達障害(実際は発症前や発症しつつある段階の認知機能障害)と誤診された症例です。
みんな発症する前から(見逃されていた)自閉スペクトラム症、(見逃されていた)ADHD、(見逃されていた)精神遅滞というでたらめなレッテルがつけられてくるのです。彼らの障害者に対する偏見にはあきれます。
学校に行けなくなって家に引きこもっていたら知能検査を受けさせて自閉スペクトラム症、子供の頃に友達づきあいが得意ではなかったと言えば知能検査を受けさせて自閉スペクトラム症、子供の頃から部屋の片づけができなかったと言えば知能検査を受けさせてADHD、説明しても理解してもらえなかったら知能検査を受けさせて精神遅滞、子供の頃に成績がよくなかったと言えば精神遅滞(実際には成績優秀や進学校に行っていた人にでも知能検査を受けさせて精神遅滞と平気で診断をつけている)、事件を起こせば相手の気持ちを考えずに衝動的だから知能検査を受けさせて自閉スペクトラム症とADHD、なんでもありで、ただの偏見に満ちたレッテル張りで、ほんとうに人間性を疑います。
やってくる子供のほとんど全員に知能検査やADHDと自閉症のテストを受けさせていたり、やりたい放題です。どこまで患者さんや障害者を馬鹿にしているのでしょう。
彼らは治療をしてよくなることなんて考えていないのです。彼らは治療をして少しでも悪くならないように生活してほしいなんて考えていないのです。
ただ、問題は全て生まれつきの障害が見逃されていたものであって、それを見つけた自分はすごいぞと自慢して患者さんを馬鹿にしたいだけなのです。患者さんの小さい頃がどうだったのか、患者さんの未来がどうなろうがおかまいなしなのです。究極の自己満足です。
ほんとうに毎日、こういう患者さん達をみていて胸が悪くなります![]()