発達障害が大きくなるまで気づかれないという人達、いったい何がしたいのかわかりません。

 

 毎日、毎日、この人達のせいで嫌な思いをしています。

 

 こういう人達の嘘やデマに騙された人が次々にやってきます。きりがありません。

 

 彼らは障害者を助けたいのか、障害者をとことん苦しめたいのか、障害者の家族を助けたいのか、障害者の家族をとことん苦しめたいのか、何をしたいのか、わけがわかりません。

 

 患者さんがそれまでと違った発言や行動をして、様子が違うから精神科に来ているのです。

 

 気分が落ち込んだり、眠れなかったり、人の目が気になって人のいるところへ行けなかったり、食欲がなくなったり、朝起きられなくなったり、気分の浮き沈みが激しくなったり、明るい人がしゃべらなくなったり、あるいはおしゃべりが止まらなくなったり、会話が支離滅裂だったり、異常に高揚したり、不可解な行動や迷惑行為…。

 

 それを生まれつきの障害があったのに、気づかれなかったのだとかいう発想がおかしいです。

 

 生まれつき、うつ?生まれつき躁状態?生まれつき気分の浮き沈みが激しい?生まれつき意味不明の行動?生まれつき朝起きられない?生まれつき会話が支離滅裂?しかも親はそれに気づかずに子育てしてきた?そして、その真相は知能検査とADHDと自閉症のテストをすればわかる?

 

 全く意味不明です。

 

 そして、時間が経って状態が悪化していくにつれて知的障害とADHD傾向と自閉スペクトラム症という診断が次々につけられて、今まで気づいていなかった、生きづらさの正体がわかったのです、実は自閉症だったのです、実は精神遅滞だったのです、実はADHDだったんです、良かったですね、と言われるのです。

 

 結局どうしたらよいのですかと聞くと、”生まれつきの特性なので治せません”、”残念ながらどうしようもないのです”、”受容してあげましょう”、”できたことは褒めてあげましょう”、”障害の特性を知ってください”と言われるのです。

 

 ”発達障害かもしれないから、知能検査を受けろ、実は精神障害でないかもしれない”、と、わらをもすがる思いの患者さんや家族に、まるで何か希望があるかのように意味のないテストを勧めておいて、結果がでたら、”やっぱり生まれつきです”、”どうしようもないです”。(心の中では見つけた私ってすごいでしょう)と自分だけ満足しているのです。

 

 馬鹿にしているのでしょうか。

 

 病状がどんどん悪化していって、意欲がなくなってくると、“はい、抗うつ剤”、気分が高揚してくると、“はい、気分安定薬(双極性障害に使われる)”、衝動的な行動が増えてくると、“はい、ADHDの薬(そもそも精神障害による衝動に効かない)”、記憶力が低下して集中力がなくなると、“はい、ADHDの薬(精神障害の記憶力低下や集中力の低下に効かない)”、眠れなくなると、“はい、睡眠薬”、興奮して攻撃的になると、“はい、抗精神病薬(統合失調症や双極性障害などに使用される)”、幻聴や妄想がでてくると、“はい、抗精神病薬、ただし、統合失調症ではないよ、生まれつきの特性が引き起こした二次障害だから安心してください(?)”、強迫的な行動が問題だと、“はい、高用量の抗うつ薬(強迫症に使用される)”、対症療法的に次々に向精神薬を追加するという全く間違った薬物療法がおこなわれます。

 

 世界中のどんな薬物療法ガイドラインをみてもこんな馬鹿な使い方は載っていません。

 

 結局、生まれつきの特性だ、二次障害だと言われていたのに多剤併用です。

 

 もちろんこんな使い方をすると、患者さんはよくなりません。

 

 こんなでたらめ処方は精神病や気分障害の病態をもっと悪化させます。きちんと診断基準通りの診断を受けた精神病や気分障害の患者さんは2~3種類の薬で安定した状態を保てているのに、精神障害のことを生まれつきの特性だと言われてしまった患者さんはその何倍もの種類の薬を飲まされて、病状不安定です。

 

 あるいは、生まれつきだからと全く薬物療法が行われずに放置されてしまっている患者さんもたくさんいます。

 

 一体何が目的なのでしょう?

 

 子供だろうが、大人だろうが、年をとっていようが、片っ端から発達障害かもしれないと言って無意味な知能検査を受けさせる。

 

 子供の頃に普通の子供だったのに、とにかく知能検査を受けさせてそれが生まれつきの値だと騙す。本人や家族が疑問を呈すると、不機嫌になって怒り、嘲笑う。

 

 とにかくありとあらゆる患者さんを精神遅滞と自閉症とADHD、二次障害にしたくてしょうがない。それ以外の精神疾患は考えたくない。精神障害の診断をつける精神科医を批判して自分たちの嘘とでたらめ、知ったかぶりを正当化する。認知機能だとか社会機能だとか自分達の知らない専門知識を言ってくる精神科医は気に食わないから怒る。

 

 自分は精神障害のことを勉強することに興味もなく面倒なので、”発達障害を理解してない”とか”専門知識がない”と言ってデマを流す。専門的な話なんてできないので、都合の悪い人を馬鹿にして自分を正当化する。

 

 こんなことをやっていて何の意義を感じているのでしょう?

 

 あらゆる患者さんに精神遅滞と自閉スペクトラム症とADHDという診断をつけるつもりなのでしょうか?

 

 ほんとうに何がしたいのでしょうか?

 

 患者さんを治療して少しでも穏やかで有意義な生活を取り戻してほしいと思わないでしょうか?

 

 予後が悪くならないように治療して助けてあげたいと思わないのでしょうか?

 

 こんなことをしていて患者さんの予後がどうなっているかみてないのでしょうか?

 

 自分のみた子供、大人の患者、高齢の患者、その人たちが1年後、5年後、10年後にどうなっているか考えることはないのでしょうか?

 

 自分がまともに治療できない患者さんをみて、発達、自閉、多動、特性などと小馬鹿にしたようなレッテルを貼ってにやにやと笑いあって、まともな治療もしない、何が楽しいのでしょうか?

 

 私にはまったく理解できません。何がしたいのか教えてほしいです。