みなさまこんばんは

 

 日本の精神科の問題を書いています。あまりにもひどいのでより多くの人に知ってもらいたいと思います。何かがおかしいと感じている人も、これから精神科にかかる人もぜひ知っておいてください。

 

 とにかく現在の日本の精神科は発達障害が見逃されるとか気づかれなかったなどという人達のためにひどいことになっています。何かの問題が生じてきて精神科に行くと、いきなり発達障害ではないかと言われたり、しばらく通っていて状況が芳しくないと、実は発達障害ではないかなどと言われて、知能検査をされて凸凹しているのは生まれつきの偏りだから発達障害だなどと出鱈目なことを言われてしまいます。

 

 精神科の代表疾患は統合失調症です。患者さんが多いです。昔から百人に一人くらいは統合失調症になるなどと言われてきました。もう一つは双極性障害です。この2つの患者さんが多いです。もちろんうつ病も多いのですが、統合失調症や双極性障害はうつ病から始まることがよくあります。

 

 統合失調症はいきなり発症するわけではありません。多くは前駆期と言われるような明らかな発症の前段階があります。この頃には様々な変化や症状がみられます。明るい性格が変わってしまって暗くなったり、社交的だったのに人を避けるようになったり、朝起きられなくなって休みがちになったり、怒りっぽくなったり、感情の起伏が激しなったり、今までには関心のなかったような物に熱中したり、グロテスクなものに興味を持ったり、あるいはうつ病、強迫症などの別の障害にぴったりの状態であったりします。その状態で何年も治療されてから統合失調症の症状が出現してくるということはよくあります。多くの精神疾患が最終的には統合失調症であるかもしれないのです。

 

 学生さんだと、朝起きられなくなって学校を休みがちになったりします。教室に入るのが不安であったり、人の視線がとても気になってじろじろみられていると感じたり、人が話しているのが自分のことを噂しているように聞こえたり、部屋にこもってしまって出てこなくなったり、あるいは家の中でいらいらして物を壊したり、家族に対して攻撃的になったり、あるいは、何もせず毎日寝てばかりいたり...。集中力や記憶力も低下して成績が落ちるというのもよくあります。よくきくと、誰もいないところで声をきいたことが何回があったと話したり、霊のようなものが見えたなどということもあります。

 

 こういった状態になってから精神科を受診するとか、学校のカウンセラーに相談したりすることが多いのですが、基本的なことを理解している人であれば、年齢的に考えて、統合失調症や双極性障害などに変化していく可能性を考えておきつつ、その時の症状に対して対応していくことになると思います。

 

 ところが最近はこういう状況で、発達障害が、と言い出す人がとても多いのです。多くは、症状が出てきたとか性格が変化したりしたのが10何歳頃とはっきりしているにもかかわらず、その時の状態をみてなんとなくイメージしている発達障害に近かったら、発達障害が見逃されていたのではないかなどと言い出すのです。なぜ、そういう発想になるのかが理解しがたいのですが、とにかくコミュニケーションが苦手そうで、自分の殻に引きこもっていて、不注意だったり記憶力が低下していたりすると、すぐにADHDだとか、自閉スペクトラム症などと言い出すのです。理解力も低下していたら知的障害ではないかと言い出します。

 

 そして、今ある精神症状は、見逃されていた発達障害が環境に適応できる限界を超え、二次障害として起きてきたものだなどと言い出すのです。病態が進行して症状が増えてきたら重ね着だとか言い出します。単純に小さい頃のことや症状出現前の状態を確認すればよいだけなのに、そこはあまり触れようとしません。

 

 そして、発達障害かもしれないから発達検査を受けてくださいなどというのです。何度もいいますが、精神症状が出現してから知能検査やADHD、ASDなどのチェックテストをしても、その状態での症状が反映されます。また、統合失調症の基本症状は陽性症状、陰性症状、認知機能障害であり、陰性症状や認知機能障害は前駆期からでもみられます。だから、統合失調症になる可能性がある人にそんなものをしても結果は悪くでる可能性が高いのです。

 

 しかし、そういうことを全く考えていない人達によって知能検査などが行われ、知能検査の下位項目に有意差があって凸凹しているので、実は発達障害だったとか実は自閉スペクトラム症だった、などと言われてしまうのです。単純に発症前の状態から予想される知能のレベルより大幅に低下した結果が出ているのに、生まれつきの偏りだなどと説明されているのです。こういう時期は落ち着かなかったり、衝動的になることも、不注意になることもよくあるのでADHDのチエックテストは高い値が出やすいので、すぐにADHDにされてしまいます。

 

 こういうテストは精神疾患とASDやADHDを区別できるものではないし、みんな似たような結果になるので、統合失調症の前駆期に発達検査というのを受けると、いとも簡単に適応障害やうつ病に、知的障害、ADHD、自閉スペクトラム症といった子供に起こる深刻な障害がいっぺんにつけられてしまうのです。実際に10代の子が精神科に通うと、かなりの確率で発達障害にされてしまっているのです。

 

 18歳頃になると、児童精神科では対象外となるのでと成人の精神科に紹介されてくるのですが、すでに統合失調症であるのは明らかになっているのに、発達障害という診断になっていることがよくあります。前段階や初期の段階でたくさんの人が発達障害と診断されてしまうので、統合失調症の人はどんどん発達障害にされています。結局、病識も得られず、薬物療法も適切でなく、むしろ悪化させるような薬が出ていたりするのです。

 

 成人であっても同じで、仕事が出来なくなったり、コミュニケーションがうまくいかなくなったり、色々な変化を生じてから受診しても、発達障害ではないかと言われ、しても仕方のない発達検査とやらで、当然の結果を知的障害やADHD、ASDなどと言われてしまうのです。

 

 こういうことをやっている人達は、違和感はないのでしょうか?

 小さい時に診断された人は別にして、大きくなってから受診した時に”発達検査をして発達の偏りをみてみましょう”、なんていう人を信じてはいけません。