精神科医にとって最も難しい診断とは....![]()
なんだと思いますか?
珍しい疾患ではありません。
それは......「正常」という診断です![]()
というかこれはそもそも診断ではないですね。
そもそも「正常」の診断基準なんていうものがありません。
医学的に「正常」を定義するのは難しいです。
例えば国によっても民族によっても常識が違います。
日本人にとって当たり前のことが他の国では非常に無礼な行動であったり、とても人前ですべきではない恥ずかしいことかもしれません。
自分がおかしな人と思っている人も、同じような人達が集まる集団に入ればおかしな人どころか、大活躍しているかもしれません。
さて、具体例をあげるのはやめておきますが、精神障害ではないという診断書なりをもとめられることがあります。
これは難しいです。
おそらく本人は精神障害ではないということを証明してもらいたいので、どんな質問をしてもあてはまらないと答えるでしょう。
はっきり言うと、嘘をつく可能性もあります。
精神疾患では他人の前では症状が出ないものがたくさんあります。
診察室では平静を保てる確率は高いです。
同居している家族からも情報を得られればより精神障害ではないと言えるかもしれませんが、自覚している精神症状を家族に言ったことがないという人も時々いますので、絶対的な情報とも言えません。
結局、診察室でみる限りは精神疾患に該当する所見はみられなかった、とまでは言えるかもしれませんが、正常とは言い切れません![]()
何かしら変わった習慣があったり、人には言えない趣味があったり、友達に話すとそれ変だよ〜と笑われることなんて、たくさんの人に心あたりありますよね![]()
精神科医なんて自分から希望してやってる仕事であって、人々から正常だとか特別な能力があるとか認められた人でもありません。
変人、性格や考え方に問題ある人、そもそもコミュニケーションが苦手な人、患者さんのほうがまとまだな〜と思う人、色々な人がいます![]()
何が正常なのかわからなくなることもしばしばありますが、患者さんや家族のためになる臨床ができていたらいいな〜と思います![]()