1680デニール? | 作業用道具ディレクター フジタ氏のブログ

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三条発ブランド作業用道工具"トビイチ"のデザイン・ディレクション…作ること以外やってます。仕事で日常の中で感じたことなど書き連ねています。

ナイロン1680デニールとポリエステル1680デニール。どう違うの?1680だから同じだよね?安い方でいいじゃん!

 
工具用収納ケースではおなじみの素材です。
そもそもナイロンとポリエステル。素材の特性からして別モンです。
 
 
エラそうに言ってるけども…自分自身"1680D=ナイロン"と思い込んでいました😅
お得意先の売り場にある商品、1680D表記で"なんか値段も安くて質感が違うなぁと思ってパッケージを見たら"ポリエステル"だった。
確かに安価な腰袋に多かったりしますが…ナイロンとポリエステルは各々特長があります。
 
・良い点
ナイロン。耐久性に優れ摩擦やスレに強い。
バリスティックとか聞いた事ありますよね。
ポリエステル。ナイロンよりも軽量。低価格。
 
・惜しい点
ナイロン。ポリエステルよりも重くてたくさん道具を収納する際に気になるかも。
ポリエステル。繊維が細く摩擦やスレに弱い。毛羽立ってくる、セーターに毛玉ができる場合と似ています。
 
強度のナイロン。
軽さのポリエステル。
 
ざっくりですがこんな感じでしょうか。

最近は各々の強みをバランス良く取り入れ、傷みやすい箇所はナイロンで他はポリエステルを使ったコンビ素材の商品もあります
 

ちなみに5、6年位使っている営業カバンはバリスティックナイロン製。営業中は雑に床に置いていますがご覧の通りほとんどすり切れていない。
そういえば"バリスティック加工"という表記の商品もありますよね。加工って…何なん?

 
フジタ的にはポリエステルを使って価格を押さえる=安価品というイメージでしたが、ポリエステル素材のレベルも結構上がっているようです。

実際にナイロンとポリエステル、素材で選ぶお客様ってどの位いらっしゃるのだろうか
素材よりも型や仕様だろうか
こだわるからこそ永く使えるように素材もポイントか。

今日は1年の投稿を元にしてみました。

アディオス!