昨日、自宅で目を通していた雑誌に「戻す家」と題した古民家改修の紹介記事がありました。
雪国にある築125年の古民家ですが、写真では外部が激しく劣化して、雪の重みで一部屋根が崩れた廃墟に見える物件です。
この物件を見た方が、「残すべき使命を感じた」と書かれていました。
自分であれば古すぎて、リフォームにも手間がかかり費用も多額になり、また地震に対する耐震性とエネルギー問題に対する断熱性にも問題があるので、建物を壊して販売することをまず考えてしまうでしょう。
ところが、思いの強い使命感を持った購入者は、土壁の土、立派な柱と梁等全てが貴重な財産に見えたそうです。
実際、土壁は叩いて壊し土にして保存し、柱と梁は埃を払い一本一本磨いてそのまま使い、耐震・断熱改修工事をして「戻す家」を完成させました。
この思いと強さをなるべく多くの方に持ってもらうことが、現在社会問題になっている空き家対策のベースになるのではないかと考えるスタッフMでした。
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