先日、櫻坂46が10月18日に発売する予定の7thシングル「承認欲求」のMVが解禁されました。実は東京都の六本木ミュージアムで開催されている展覧会「新せ界」にて、同曲のティザー映像が突然掲示されたこともあり、それをいち早く目撃したバディーズから「鳥肌」という感想が相次ぎ、本作に対する期待値がかなり高まっておりました。
今回の「承認欲求」は、現代のネット社会で生きる人々の葛藤を表現した櫻坂らしいメッセージソングとなっており、MVではそんな社会を彷彿とさせるようなシーンもいくつかありました。そうした中で、初めて表題曲の選抜メンバーに選ばれた山下瞳月、谷口愛李ら3期生もピックアップされていましたが、先輩達にも劣らぬ存在感を見せていたものと思います。
他にも、改名当初の3人センター制を担っていた藤吉夏鈴と山﨑天が背中合わせで映る場面、そして久々の表題センターを務める森田ひかるが勢いよくジャンプする場面など、これまでグループが歩んできた歴史をイメージさせるかのような見所もございます。それでいて常に表現力が進化し続ける、新しい櫻坂46になろうとしている彼女達の勇姿を、見逃さずにはいられなくなることでしょう。
一方、そのMVの公開前日に放送された日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」では、11月8日に発売予定である2ndアルバムのリード曲を歌うフォーメーションが発表されました。2期生の丹生明里が腰の治療に専念している為、10thシングル「Am I ready？」から1人を除いた18人構成となっておりますが、センターは1期生にしてグループのキャプテン・佐々木久美が務めることとなりました。
シングルCDの表題及びアルバムのリード曲でキャプテンがセンターに選ばれる試みは、乃木坂46や櫻坂(欅坂)を含めても初となるケースであり、一部のおひさまからは「まさか卒業か？」と不安視する声も上がっておりましたが、当人は「皆さんの心によぎる予感は幻です」とブログで綴っているとのこと。何はともあれ、この布陣で今までのグループの集大成を見せることに変わりはないものと考えられます。
しかしその裏で、一番下の後輩である4期生が未だグループ本体に正式に合流できない状況を、快く思わないファンもいるはず。というのも上述の櫻坂の新曲で、彼女達より後に加入した3期生が選抜に組み込まれたこともあり、4期生は先を越されてしまうどころか、坂道シリーズで唯一表題曲の歌唱メンバーに加われていないまま、1年経って進展無しという事態に置かれているのです。
実際、乃木坂は5期生からセンター経験者が既に出ており、櫻坂も夏期に開催されたライブイベントで、3期生を先輩達の中に交ぜながら経験を積ませた上で、新体制に堂々と合流させています。日向坂は現在開催中のツアーで、4期生の正源司陽子に丹生ちゃんの代理センターを任せているようですが、おそらくはその会議を進めている時点で、日向坂だけが坂道の変化に乗り遅れているのかもしれません。
今までのグループの集大成を見せる・・・といえば確かに聞こえはいいと思えますが、この2ndアルバムの活動を終えるまでは、日向坂は今のままという悪い見方もできると自分は考えております。最低でも来年度の活動を始める頃には、彼女達が今まで以上のハッピーオーラを届けられる存在になる為の決断をしてほしいものですが・・・