という訳でして、
本日告知を解禁致しましたコチラ…
詳細はこちらのインスタグラムの投稿をご覧ください。
重複する部分もございますが、
何卒ご容赦ください。
お客さんでもあった菜奈乃さんより、
「コチラのお店とコラボさせてもらえませんか?」
とお声がけ頂いたのが、
かれこれ一年半ほど前。
素人の私でも
「人形作りって時間かかるでしょうに…。」と思っていましたし、
お話を伺うと「服も作る」という訳です。
また、他の展示会の制作もある為、
その合間を縫ってのものとなる訳ですね。
そして、
菜奈乃さんは今回が初の単独でのコラボ展。
という訳で、
「中途半端に気持ちだけが逸り、
急いで作ってしまっても仕方がありませんし、
行う日付は、とりあえず決めずに淡々とまずは制作を進めて下さい。
その進めている状況の中で、
しっかりとした日程を確定させましょう。」
といった形で進めました。
私の中ではお話を頂いた時より、
「fizz BEYONDとTRICEのスタイリングをベースとした人形」
というものはあったので、
それでまずは充分と思っていましたので。
また、
長い間、当店をご覧下さっているお客様ほど、
ご存知とは思いますが、
これまでもPOP UP含め、
様々なクリエイター、業種とのコラボも行ってきた手前、
「焼き増しをするつもりはない」
という気持ちもあったので、
その一つとして、
グッズではなく、
フォトセッションの画像データ販売を行うにも至りました。
著作権の範囲内で、
自由度の高いものが「画像データ」だったりもするので、
その範疇で、皆様にも「創造性」といった側面でも
お役立ていただければなと思っています。
また、展示の準備を進めるこの一年半の中で、
AIの発展が目覚ましく、
漠然と「AIとの共創」というものも
どんどんどんどん広がってきたという感じです。
そこに昔から抱いてはいた
「イベントのテーマ曲とか作れたら良いな~。」
という想いをふと思い出し 笑、
「AIのアプリで作れるじゃない!!」
という事で作ったのが、
インスタのリール動画でも流れている
「白夜ノ狭間 ~Into the beyond~」
(AIが勝手につけたタイトルなのですが、結果的に良かったと思っています。)
という曲です。
昔から、
当店やTRICEのお客様方にも音楽をなさっている方は多かったので、
先述の様な想いが芽生えてはいた訳です。
しかしながら、
いざ現実化となると
「オーディション的」なものを行わなくてはいけませんし、
作詞、作曲、録音…
「いつ出来上がるか分からないな。」
とも感じていたので、手つかずでした。
ただ、AIアプリだと、
一応、文章が自分は書けるので、
作詞は多少は出来る。
そして、詰める部分というのはいずれにせよ
「AIとのやりとり」
となるので、
「全般的に出来るな。」
という訳で、出来たわけですね 笑。
割と作詞は、1~2回のやり直しで、
納得いくものを作ってくれて、
すんなりとAIと共創することが出来ました。
曲の共創は20回位はやり直したと思います。
しかしながら、
結果として、非常に納得にいくものを作ってくれて嬉しかったですね。
作ったデータを菜奈乃さんに送った時、
「本当に凄いですね!!
新しい扉が開いた感じがしました。」
と言って頂けて、
良かったな~。
といった感じでした。
今回の展示は
「人間とAIの共創」
という側面も見え隠れするものなので、
そういった意味合いでもお楽しみいただければなと感じています。
という訳で、先述の通りで
「テーマ」や「ヴィジョン」、
「表現」や「感性」といったものを軸とした際、
「人間」と「AI」といった垣根は自分は無いと感じました。
今後は分かりませんが、今のところ、
AIの方から
「こういうテーマでこういうの作りました!!」
というのは無い訳です 笑。
(勿論、今後の時代にあっても良いとも思ってます 笑。)
詰まるところ、
「創造性」
というものからすると
共創の相手としては素晴らしい存在かなと感じています。
AI=「効率化」という側面も
勿論重要であり、そこにフォーカスするのも理解はできますし、
実際問題、
「こんなにスピーディーに楽曲は完成しない」
という事も理解はしています。
ただし、
「効率化」のみに目が向くのって、
実は今までの社会構造的な側面が強いんですよね。
トップダウン方式が故の発言というか。
上司→自分
会社→自分
このAIの使い方は
「誰か、何かの存在が前提としてあって」
が故の効率化なんですよ。
しかしながら、
こういった社会構造がAI、ロボット化。
はたまた、マネーのデジタル化、
ベーシックインカムの導入で崩壊してゆく訳です。
勿論、便利なのはとてもありがたいです、ハイ。
ですから、
「ヴィジョン」や「漠然と表現したい事」
があってのAIの活用は
「湧き上がる創造性」
というものが先立っているので、
「効率化」以上に「どの様に湧き上がってくる創造物を具現化できるか」
の方が遥かに凌駕している訳です。
同じ「AIを使う」と言っても
そういった違いが大きくありますし、
今後の社会構造の変化を考えると
「損か得か」、「失敗しないか否か」、「優か劣か」の様なものは
どんどん薄まってゆく訳ですから、
後者の方が「これからの時代は面白おかしい人生、プロセスは歩めるかもね?!」
というところに行きつく訳ですね。
こういった側面でも、
今回の展示は
「ちょっとだけの時代の先」を
体現した側面もあるかなと思っています。
感じた方もいるとは思いますが、
言ってみれば、
「プロもアマも、優劣も在って無いようなものだよ、
これからは。
いや、既に。」
と綴っておきます。
「結果以上にプロセスかな。」ともね。
「何かが出来たから、凄い」
というよりは、
インスタのコメントでも綴らさせて頂いた通りで、
「特別な何かではなく、
生きる事そのものが表現であり、エンタメ。」
そういう事だと自分は感じています。
今回の展示もエンターテイメントとして、
お楽しみください。
一応、今回AIと共創した曲の歌詞も初掲載します。
「白夜ノ狭間 ~Into the beyond~」
宵の森の奥で ひそり揺れた面影
星空との戯れが まぶたを濡らす
純粋なまなざしは まだ知らぬまま
過去の残り香を そっと抱きしめている
白と黒の影を引き 「無」の館へ歩む
三種の装いが揺れ 境界がほどける
7(なな)のカードが落ち 時が微笑む
堕ちた天使の瞳に 謎の光が宿る
人形(ひとがた)のまどろみが 呼吸をふるわせる
白夜の狭間(はざま)へと 静かに沈み
Into the Beyond, whispers of innocence
角を持つ獣も 亡霊の歌も
すべては 君を導く灯(ひ)となる
星影は流れて 世界の輪郭がほどけ
冥府の底に散った 祈りが溶け出す
無垢(むく)の結晶(けっしょう)が ひらり舞うたび
あらゆる欠片が やさしく満ちていく
白夜を越えてゆく その手の温度
純粋なまなざしが 夜を照らす
残り香の向こうで いま扉は開く
「おいで」と囁く声が 誘う――
Into the Beyond,
世界は静かに 新たな結晶となる
~~~
ここからはちょっと解説 笑。
元は菜奈乃さんに自分から幾つか質問をして、
その返答からワードを拾ったり、
主観で感じたものを投影し、
ワードや表現を変えたものとニュアンスをAIに伝えて、
共創したといった感じです。
最初に作ってもらった歌詞が、
最初にしてはとても良かったんですが、
声に出して読んだときに「カタい」と感じたので、
もうちょっと子音や流麗さに気を付けると良いかも?!
と伝えて再度作ってもらいました。
あと、
作家の菜奈乃さの名前をちょっと組み込みたいと思ったのですが、
名前そのままは無理なので、
「7の(ななの)カード」と言葉遊びをしてみたり、
今回コラボ人形が三体なので、
「三種の装い」としてみました。
もちろん、
「fizz BEYOND」も表現したいとも感じたので、
「Beyond」
「白と黒の」
「「無(無限)」の館」
なんかを入れてもらいましたかね。
個人的に入れてもらったのはご紹介した4ワードですね。
曲のイメージは
「夜想曲とロック的なモノの融合」
「ゴシック」
「ダーク」(なんだけど、しっかりと光を感じる)
で、色々とワードも試したんですが、
イメージに近かった某アーティスト 2組の2曲の平均値の速さが
BPM 130だったので、
そこから割とイメージと近い曲を出してくれるようになり、
こちらにしました。
(あと、AIに日本語は難しいので、要所要所ひらがなにしたりして、
曲は作ってもらいました 笑。)
女性ボーカルの声も良いんですよね~。
という訳で、
是非ご来場いただければと思っています。
本日もご覧下さいまして、ありがとうございました。
