既にインスタ、FacebookにはUPしたのですが、

字数が私にとっては少ないので、

ちょっと補足も兼ねて、

綴ろうかと思います。

 

ま、良ければ先にインスタやFacebookの内容を

読んでみてください 笑。

 

前回に行ったLiveはSADSのツアー「13」。

大学を卒業し、社会人一年目の4月だったと思います。

なので、22年ぶりのLiveでした。

 

それだけ行かなかった理由は特にfizz BEYONDに携わってからですが、

 

・様々なアーティストのライブを観る事で、とても影響を受けるから

 

・インターネットの普及もあり、心持ちとしても

好きなアーティストとも「表現者」としては横並びで在りたい

という気持ちがあったから

 

・fizz BEYONDでの「表現」を最優先にしたかったから

 

・バイイング、展示会のスケジュールが

どのタイミングで入ってくるか分からなかったので、

それらの仕事を優先したかったから

 

・「MAD」をやってもいたので、

あくまでも「ファッション」、「セレクトショップとして」を尊重し、

「ファンのShop」という見られ方を出来るだけ避けたかったから

 

といった感じです。

とは言え、不思議なもので10年程前に、

展示会で清春さんにお会い出来ましたが 笑。

 

では、なぜに今回行こうと思ったか。

実は前日の8/8に清春さんのソロで仙台駅前でフリーライブがある事を知り、

本当はそれに行こうと思っていたのですが、

妻が休みが取れず…。

で、黒夢のLiveが次の日という事を知り、

チケット状況を確認したところ、チケットが残っており、

ある程度ギリギリで取ったといったところ。

(あと数十枚でSold outだったそうで、

仙台では今迄で最多動員だったようです。)

まあ、そんな「流れ」です 笑。

 

とはいえ、

BUCK-TICKの櫻井さん、

The Birthdayのチバさん、

The GazetteのREITAさん

…etc

ウチのお客様方でもファンの方もいたアーティストが急逝したり、

これらのバンドやアーティストの先輩、同世代、フォロワー…も

活動のし方や在り方も随分と変わってきた様に感じていました。

フェスも増え、繋がりも増えたり。

それは我々観る側、ファンも同じだとも思いますしね。

 

また、今回の黒夢のツアー。

黒夢も約10年ぶりの始動。

そして、「CORKSCREW」という

一番ハードな楽曲が並ぶアルバムのツアー名が冠されています。

清春さんも

「年齢的にもにこういったハードな楽曲が並ぶライブをワンマンで行う事は

今後難しいかもしれない。

なので、今の内にやっておきませんか?

と人時さんに伝えた。」

というのを何かで見ていたので、

先述の2点も黒夢のライブへ背中を押された要因でもあります。

 

また観ると決めた時から、

「昔を懐かしむ感覚で観る」という思いはサラサラなく 笑、

「今の黒夢」を観たいという気持ちで向かいました。

そもそも、清春さんのソロを観ようと思っていた訳ですし 笑、

今の清春さんの歌、パフォーマンス、

人時さんのベース、

丈朋さんのギター、

SATOKOさんのドラム

「今の黒夢の表現」

を体感したいなと。

 

結局は「懐かしさ」に浸りたいのであれば、

昔の音源や昔のPV、昔のライブ映像で良い訳なので 笑。

それがしたい訳ではありませんでした。

 

ある種の

「勝手に作り上げてきた自分の中に在る「黒夢」をアップデートしたかった」

とも言えるかもしれません。

体感でね。

 

終わってからの各々のメンバーのSNSで知りましたが、

「中止もあり得たレベル」で清春さんは風邪で声が出なかったという事。

 

ライブ中のMCに本人も

「過去一に風邪で声が出ない」と。

途中、床に仰向けになるシーンがあったり、

冒頭から、体調不良もありつつ、

イヤモニ、音響さんとの連携も上手くいかなかったのか、

清春さんはブチ切れ、マイクを3度ほど床に投げつけていました。

(分からなかったですが、禁止行為のダイブした人がいたとか、

いないとか?!)

 

ただ、

「(本気でキレている様子を見て)あ~、清春さんのライブを観ているなぁ。」、

「もしかしたら、今日は2曲でライブ終わるかもな~。」

と思う自分もいました 笑。

 

こういった事も許されるのが、

清春さん、黒夢というのも不思議なもんですよね 笑。

 

しかしながら、

結果として、おそらく曲も飛ばされる事無く、

本当に最高のライブとなりました。

 

どの様な状況でもそうですが

清春さんの「空間を掌握するカリスマ性」、

「鬼気迫る、ギリギリの危うさとその相反するギャップ」

を併せ持ったステージングとMCが発揮されましたし、

(残り数曲で、声が蘇るという奇跡も。)

人時さん、丈朋さん、SATOKOさんやツアースタッフの皆さんの素晴らしさ、

そして、オーディエンスも代わりに沢山歌ったり…

「皆で一緒に作ったライブ」

といった感覚のライブでした。

素晴らしく、美しかった。

 

「万全だから、良いライブになる」とも言えないのが、

「生き物」である「ライブ」。

人生そのものにも似た、

「イレギュラーが時には奇跡を起こす」

という事も感じる事が出来ました。

 

何となく、今、これからの時代性を反映した様なライブとも感じました。

(「きっと、こういう社会に世の中が向かって行っている過渡期なんだ今は。」

というかね。)

 

本当に「行って良かった」とも思いましたし、

今後は他の「観てみたいな~。」

というアーティストのライブには行こうとも思いました。

(今のところNemophila観てみたい。

ルナフェス2日目、黒夢もどっちも出るけど 笑。)

 

今回はそもそも22年前は、

仙台PITは当時はなかったし、

(ウォーキングがてら、まあまあ気長に実家から歩いても行ける 笑。)

チケットの買い方、スマチケもなかった訳で、

「今までやった事のない事」をあえて選んで、

色々とやってみたところから始めました。

紙チケットで安パイな路線も選べましたが 笑、

プロセスも楽しみたかったので。

折角ですから。

 

過去はある種の「思い込みの蓄積」、

その「思い込みの蓄積」から想定しがちな未来…

全ては過ぎ去り、通り過ぎてゆくものでしかない…

 

つまりは

「「今」しかない」

って事です。

 

「諸行無常」

「無為自然」

そういった感覚を現代人は忘れてしまっているのかもしれません。


過去からの延長線上の通りに

「「当たり前に在る」、「在り続ける」

訳では人、場所、物、事…も無い」

とも言えるでしょうか。

そこに気付き出した人が加速的に増えているのが、

ここ数年。

特に「アート的な生き方」をしてきた、いる人達は

尚更で、顕著の様に感じます。

 

知識

行動

気付き(直感)

それらもバランス。

 

その「各々の絶妙なバランス」を感じる為、

「一時的に偏っても良い」でしょうし。

引いて、ロングスパンで見た時、

結局は「プロセスでしかない」とも言えるでしょうか。

「一時的な結果じゃない」のでしょうね。

「未来に勝手に辻褄が合う」的な。

 

なので、

「正しく選ばなくてはいけない」

という過去や未知から伴うであろう強迫観念を抜け、

最終的には「根拠なんていらない」。

大切なのは

「今、この瞬間にピンとくるか否か」

それだけなんだと思います。

 

今回の黒夢のライブは

石井麻木さんの言葉をお借りすれば

絶不調が最高潮に転じましたしね。

過去からの延長線上に短期スパンで

判断、ジャッジしがちな

「人間(人間社会)のものさし」なんて、

そんなもんでしかないって事です 笑。

とても素晴らしい体験でした。

ありがたや。

 

という訳で、

今回もご覧下さいまして、ありがとうございます。