どうも、野口です。



今回は、趣向を変えて。。




自分のファッションルーツ的なところを御紹介させて頂こうかと思います!





もともと洋服を好きになったきっかけは、ロックミュージシャン。





その当時中学生の野口少年は、SEX PISTOLSに夢中だったんです(笑)



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ストリートファッションが全盛で、みんなゆったりとしたシルエットの中、



僕だけめちゃくちゃタイト(笑)



マインドもしっかりとパンクだったわけです。







当時はファッション誌よりも、音楽雑誌をよく見てました。




別にインタビューを読むでもなく、ひたすらカッコイイミュージシャンを探すっていう(笑)





もうこの世に居ないミュージシャンの写真が見たけりゃ、古本屋にいって、古い音楽誌を買ったりもしましたね。





古いミュージシャンから、今現在活躍してるミュージシャンまで、影響を受けた人は様々です。




ジョニー・サンダース
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この人は、ニューヨークドールズやハートブレイカーズといったパンクバンドで活躍したギタリストです。



パンツの丈なんかは非常に影響を受けました!






パティ・スミス
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この方は女性なんですが、こんなにカッコイイ人いないんじゃないかってぐらい僕は大好きなんです。



もう相当なお歳で、今は66歳になられたようで、しかし今でもカッコイイ。
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ボビー・ギレスビー(プライマルスクリーム)
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UKアーティストとして、影響を受けているアパレル関係の方は多いのではないでしょうか。


ジャケットの着こなし方が物凄く好きです。



基本的にジャケットやシャツといったアイテムを着ている事が多いのですが、良い脱力と抜け感があるところが、とても影響を受けてます。



スーツのセットアップで、インナーにヨレたTシャツ着たり。



カッコよいですね!






2000年代に出てきて、今最前線で活躍しているアーティストにも注目しています。


サージ・ピッツォーノ(カサビアン)
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もはやモンスターバンドであるカサビアンのギタリスト。



この人は、どこかエスニックなテイストのアイテムを混ぜたスタイルが多く、そのセンスにいつもやられてます。




アリソン・モシャ―ト(ザ・キルズ)
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この人は女性のアーティストなんですが、メンズライクな着こなしが多くて非常に参考になります。



女性アーティストならではの解釈がやはりありますから、シャツのサイズバランスだったり、全体のシルエットがやはり独特なんです。





ほんの一部の方々ですが、御紹介させて頂きました。



音楽雑誌、ミュージックビデオ、写真集、プライベートショット、



もちろん、ミュージシャンだけではありません。




街行く人もそう。


友人、家族も。




ファッションは色んな所に転がってます。



結構、発見がありますので、少し目を向けてみると面白いですよ!





ここで紹介したミュージシャンたち、、、



こうやって改めて考えてみると、影響を受けるスタイルにはちょっとした関連性がありまして。




「カッコつけているんだけど、どこかシャレが効いている」



着くずし方が上手いという所でしょうか。



決まり過ぎてなく、どこか味わいがある感じ。


このバランス感覚はミュージシャンならではなのかもしれません。




頭のてっぺんから、足のつま先まで隙がないほど造りこまれたスタイルというのは、


なんだか僕の場合、リアリティーに欠けるんです。




着せられてんだな~って思っちゃうので(笑)




あくまでも僕個人の捉え方ですから、リアルの定義は人それぞれだと思いますしね。




人によっては、「もうミュージシャンてのがリアルじゃない」って思う人もいると思いますしね(笑)




しかしそれを言ってしまったら、世の中に出ている参考物としてのそれすらも否定してしまう事にもなってしまうので。。。




ファッション誌のなかの外国人モデルもそう、


もっと言ってしまえば、



私を含めた洋服屋の人もそうなってしまいますから。



「モデルでしょ?」


「洋服屋だもん」




そんなの夢が無さすぎると思いますし。



私は、ファッションには夢があると思ってます。




憧れや楽しさが沢山詰まったものだと思うので。



はじめは真似事でいいんだと思うんです。


真似事って非常に大切な事だと私は感じていて、自分を形成する術の第一歩だとも思ってます。




真似てみて、自分に合うのか合わないのか、必要か不必要か。






取り入れたものを吐き出してみては、また違うものを頬張ってみたり。




やがて、ろ過されて自分という形ができてくるような。



真似事で言えば、


小さい頃の、ヒーローごっこやオママゴトというのは、その初期段階だったんじゃないかとも思ったり(笑)






多少話は脱線しましたが、



このブログで、私のファッション的ルーツや、着眼点という所を少しでも知って頂けたらなと思い書かせて頂きました。




まだまだお伝えできてない部分は沢山ありますが、



「あの人、そんな風に考えてんだ」



とか


「だから、こういうファッションしてるんだ」



って思ってもらえたらなと。




お洋服をお客様に提案させて頂く立場として、日々勉強でございます。




幸い、10年程ファッションに携わってきて、色んな洋服やスタイルを見て触れて、着てきましたが、


未だに発見が溢れてます。




お客様よりも常に、10歩先のものまで知っていなければ、この職業の意味がないですから(笑)





それでは、長くなりましたが、ここまで読んで下さった事、非常に感謝いたします。



ありがとうございました。






fizz BEYOND 野口