プロレスに関心のない人には、新生 全日本プロレスなんていわれても、「なに、それ?」の世界だとおもいますが、わたしのように四半世紀プロレスを観てきた人間にとっては、ひっかかる言葉です。
こ数年のファン離れで、プロレス団体はどこも青息吐息ですが、そのひとつ全日本が分裂、再生ファンドの支援を受けての再スタートです。
全日本プロレスといえば、ジャイアント馬場が創設。アントニオ猪木の新日本プロレスと常にしのぎを削り、二大メジャー団体として業界を牽引してきました。
全日本は馬場死去のあと、三沢ら選手の大量離脱をうけ、新日本から武藤敬司が入団。
この12年間全日本の顔として老舗の看板を守ってきましたが、業界不況の波に抗しきれなかったというのが実情でしょう。
さて、そんななかで、武藤たちが離脱。残った選手とノアから入団した秋山、金丸ら旧全日本経験者による新生全日本が、白石オーナーのもとスタートを切ったわけです。
なんだかややこしい話ですが、どこの業界にも歴史と伝統があり、最近ではDNAとか遺伝子とかいうようですが、貫かれた精神みたいなものがあって、そんな新生全日本プロレスにジャイアント馬場時代を良く知る渕正信という選手が正式に入団しました。
秋山や金丸も馬場さんの下でデビューしましたが、この渕さん、現役レスラーではもっとも長く馬場さんのもとでプロレスを学んだ人なんですね。馬場さんだけじゃなく、ジャンボ鶴田もよく知る人です。そしてあの過激な四天王プロレスを脇でみていたひとでもあります。
馬場イズムを知るご意見番、渕さんはまさにそれです。白石オーナーもそれを知っての、理解しての取締役起用でもあるのでしょう。
それにしても渕さん、もうすぐ還暦。まだまだ試合もおねがいしますね。
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