石丸市長
安芸高田市の石丸市長。
このひとは頭脳優秀、清廉潔白なお人柄。
不正には驚くほど激しく正論を述べることが出来る。
私が知っている政治家の中では、これまで見たことがない稀有な方だ。
頭がよい、というのは正にこの方だ！
と言えるほど舌鋒鋭い。
地方田舎の市長なのだが、そこを棲み処とする凡なる議員たちは全く話し相手になっていない。
ことごとく正論の一点張りで相手を論破する。
なのに、いまだ市政は正常に転じていない。
石丸市長以前の市の財政は赤字が常であった。
石丸市長にかわってからそれが黒字に転換した。
しかし、赤字を認定してきた議会は、黒字になった石丸市政を認定しない。
民主主義という数の理論の世界では、優れた結果でさえもが実態には効かないのだ。
この国の縮図と感じる。
石丸市長の雄弁さは圧巻だ。
私はユーチューブ動画を初めて見たときに驚愕した。
石丸市長の使う、ひとつひとつの言葉には独特さがある。
「ゆえに・・・です。」
のようなふだん耳慣れない言い回しがふんだんに登場する。
この「ゆえに」の響きが私は特に好きで、気に入っている。
彼の声と話す内容に合致する響きがいいのだ。
田舎の政治家も、狡猾な国会議員も似た様で受け答えする。
論点をそらす
むだに冗長
肝心な答えがない
形而上学にある、
「上にあるがごとく下もかくあり」
的な構造になっている。
時間を浪費するだけで、中身と実のある結果が伴わない。
この無駄さ具合が情けない。
石丸市長とは反対の人たちが、なんとも、ごく自然に多用するネガティブな技巧。
これだけ優秀なひとだったら、こづるく頭がよい人たちの、逆の意味での応酬、ポジティブな技巧が使えるとよいのに。
まっすぐボールを投げても、壁がないところには当たらない。
そしてはね返ってこない。
頭がよい人の中で、これとは別の方法で、意見ある、意義ある結果に結びつけることが出来るひとはどれくらいいるのだろう。
政治の中での出来事を取り上げて書いているが、これはどの世界でも普通に存在する。
その答えを、それに近い答えを見つけたいと思って、私は生きてる。
そうすれば自己実現が可能になり、よりよく私が望む行いができるだろうと思っているからです。
