プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。
別のエントリーで、「矢印の効能」の話をしました。
改めていうと、矢印には以下の効能がある。というものです。
- 誘導
- 加速
- 限定
そして、
この効能を意図して使っているはず。
とも書きました。
でも、、ほとんどのケース効能を意図的に使っているとは言えません。
多くの場合、惰性で使われています。
そもそも、この矢印って、わたしはどうも違和感があるのですよ。
この違和感は、感じてこの方日々増大しています。
なぜなのか?
一番わかり易い例を示します。
これ、パワーポイントで規定の図形ででてくる、ごくごく一般的な矢印です。
みなさん、矢印図形はなんとなく、使っていて、なんとなく目立たせようと思ってるので、こうなります。
矢印って機能は、これまで言った通り、誘導・加速・限定の機能です。
これらって、いわば読み手を強制的に視線を誘導していることにほかありません。
でも、もともと、私たちは資料やスライドを、極自然に「Z」型に読んでいるはずです。
そこに
- あらぬ方向(「Z」でない)に誘導されたり、
- 「Z」であっても、むりに加速されたり、
- じっくり読みたいのに、限定されたり、
させられているのです。
説明のための文字や図形(オブジェクトと言います)が自然な視線の流れの上(「Z」型)に、配置されていれば、
矢印は本来使わなくていいものなのです。
矢印を使おうと思う前に、オブジェクトが説明する順序で並んでいるか?
これすなわち、スライド内の論理構成が整っているか?を検討して、
どうしても必要な場合のみ使うべきなのです。
矢印を使うのは、イレギュラーであることを認識て、理由を付けて使うべきなのです。
でなければ、
矢印は読み手のストレスにもなっています。
矢印を使えない状況を仮定します。
- スライドを使わないで、説明なり、講演をする場合
- エレベータピッチをする場合
そもそも、矢印に頼ったプレゼン構成は考えられません。
矢印が無いので、自然な論理構成を心がけるはずです。
仮に、矢印入のスライドを使ってプレゼンをしようとしたが、
スライドを映せない状況(幸運にもエレベータでVIP乗り合わせた!)では、
頭に矢印を思い描いてそれを口頭で説明するのは、できなくは無いでしょうが、至難の技でしょう。
矢印に論理構成を曖昧に任せているからです。
このように、
矢印は伝える側の論理構成を曖昧に残してしまう。
という厄介な面もあります。。
そして、デフォルトの矢印図形はその形さえも問題です。
この、形どうみても、
- 収まりが悪いんです。
- 悪目立ちします。
そして、悪目立ちしすぎて、逆に
- 目障りになってしまうのです。
また、さらに問題なのは、この矢印を変形することで、さらに悪目立ち度が格段にアップします。
意匠デザイン的にもこの上なく問題です。
これは、極端に変形しましたが、こんな例はよく見かけます。
この形の矢印図形、まともな出版物(週刊誌、書籍、本)ではまずみることがありません。
プレゼン特有の図形です。
なので、違和感を覚えるのです。不慣れなんです。
矢印って、以外にデザインバランス取りにくいんです。
ここで、再び赤問題です。
ただでさえ、悪目立ちする矢印図形を
- 赤で描くと致命的です。
そして、
- 黒で縁取ると即死です。
結果、矢印を使ったら、意匠デザイン的にも、敗北なのです。
なのです。
でも、どうしても、矢印の機能が使いたいときがありますよね。
そんなときの対処法を別の記事で書きます。
--- いろいろな記事に続く

