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【書評】週刊ダイヤモンド「2010年ツイッターの旅」

週刊 ダイヤモンド 2010年 1/23号 [雑誌]/著者不明
¥690
Amazon.co.jp
これもツイッター上で話題になったので、
ノリで買ってしまった。;

表紙や中開きのアイコンをツイッター上で募集していて
僕の応募は外れてしまった(遅かった)みたいだけど

結果こんな集まった模様です。*

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一言で言えば

「ツイッターというミニブログが世界中で広まっており、1億ユーザーを突破している。日本では今秋頃から著名人が参入するなどブームに火がついた。ツイッターは携帯電話・メールに次ぐ社会のインフラになる可能性が大いにあり、ビジネスマンは『知らない』では済まされないのだ!」

ということです。

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《感想》

既にユーザーの僕からすれば特に面白いことはなく
強いて言えば勝間さんの

「フォローとは別に、チェックすべきひと50人のリストを作っている。それは全て目を通し、全体のタイムラインは時間があるときに」

というようなやり方を教わったくらいです。

と、いうかツイッターはかなりゆるく
やり方とか使い方なんて、やりながら覚えてくもんだと感じてるからです。

結局やってみなきゃわかんない。
そのゆるさが素晴らしい。

それに第一歩のハードルは全く高くないんだから、始めてみてはどうでしょう。

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《僕のツイッター》

@5iveup ですが、10月まではほとんど知りませんでした。

その前後にさとなお(@satonao)さんが鳩山首相と会食したのを
ツイッターで中継してたのが話題に挙がってたくらいで

内定式で社長が
「変化のスピードは速い。ぜひソーシャルメディアに触れて欲しい」

と仰っていたのを機に、初めてみました。
(ちなみに同期のiPhone率100%になりました。おかしい笑)

そしたらいま、中毒。
iPhoneからの使い勝手が抜群なこともあり

朝おきたらツイッター
手空いたときはツイッター
夜寝る前はツイッター

とな感じです。

ほりえもん、池田信夫さん、いしじゅん、蓮舫さんなどなどの
ツイート盛りだくさん。若干追いきれずにパンク気味;

鳩山さんや孫さん、三木谷さん、CA藤田さん等々もいて
面白いつぶやきしてます。

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2010年はどうなるかねー

メディア、ソーシャルメディア、テクノロジー。

とにかく、いろんなものに手をだしていきたい。
「やってみなはれ」です!!

デジタルサイネージ

映像と広告の未来を変えるデジタル・サイネージやインタラクティブなプロジェクションなど、都市の景色を変えてしまう建築物プロジェクトをご紹介。(本文より)

White-screen.jpより【リンク】

***
いやー感動。衝撃。
いまの頭凝り固まってる自分には新鮮。

もともとこういう一つの「場」になるようなプロジェクト
(イベント・経験マーケティング)には興味があって

前にも紹介したHYPEなんかも
特段好きなのです。

ショーよりもっと距離が近くて
その人の人生を豊かにするようなもの。

それが好きなポイントです。


【書評】戦争広告代理店

ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争/高木 徹
¥1,890
Amazon.co.jp
実はこれ、「広告代理店」ではなく「PR会社」のお話。
著者はPR会社で押そうとしたが、出版社から

「PR会社では世間的な認識がない。広告代理店でいこう」
と押し切られたものらしいです。。

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一言で言えば、

「ボスニア紛争におけるPR会社の暗躍を伝えたドキュメンタリー」

でした。(暗躍とは言葉が悪いですが、筆者の言葉を引用します)

***
あらすじとしては

ティトーの死後、ユーゴスラビアが解体され、クロアチア・マケドニアなど
多くの国と同様に、ボスニア・ヘルツェゴビナ(以下:ボスニア)が独立する。

しかしボスニアは他の国と違い、モスレム人・セルビア人・クロアチア人が
存在するため、大部分を占めるモスレムにセルビア人が迫害されるのでは
という恐怖心を抱いたことから暴動が起きる。これがボスニア戦争の発端。

(注意しなければないのが、筆者も忠告しているが、これはボスニア側から
見たもので、真実かどうかは今だ定かではない。多くの報道陣が当時
施設設備的にセルビアよりボスニアに滞在しなければならなかったという
側面が影響していることがあるかもしれないからだ)

そこでボスニアの外相は祖国の正当性について、諸外国のお隅付きを
得ようと訪問していた中で、米PR会社のジム・ハーフと出逢う。
契約を交わし、ハーフのもとで「ボスニアに対する良好な世論作り」が
スタートし、「セルビアが悪」という流れを作る。

ハーフは外相をスポークスマンに立て、記者会見のセッティングや
政界の要人の説得、ニュースリリースの配信などを行った。

軍事大国である米国を味方につけるため、「人権が侵害されている」
「環境が破壊されている」など都度メッセージ(切り口)を変え、
メディアを通し世論に訴えた。

ニュースのネタ(記者会見や要人とのコンタクト)を作り、
それをまたリリースで流すというニュースの「増幅」が効果を表す。

極めつけは「民族浄化」というキャッチフレーズを付け、
人々の心を大いに動かし、国をも動かした。

世論を受ける形で各国は「資源も何もないヨーロッパの辺境」での
出来事に関心を抱かざるを得なくなり、国際会議を通して
最終的にはセルビアを大部分とするユーゴスラビア連邦の
国連脱退という形で、決着をつける。

「実」の戦いである実戦では、事の発端から真意は分からず、
国連会議後も周囲は泥沼化(コソボ紛争やNATO空爆など)に陥ったが、
「虚」の戦いである情報戦では、PR会社を使ったボスニアが勝利した、
という結末だ。

PR会社は契約料は微々たる回収だったが、名声を手に入れ、
その後のクライアントが増大し、
また、セルビアのミロシェビッチ大統領は、国際戦犯法廷にかけられ
刑務所と拘留所を通っているという。

***
感想としては

PR会社の働きや貢献、その有効性はとても理解できた。
教科書ではないドキュメンタリーなので、記者会見や交渉の細かい配慮、
セッティングも見て取れた。メディアを通して世論を形成した好例だと思う。

反対に、極めてダーク(グレー?)な部分も感じた。
マイナスとプラスの両面を持つ状態で、プラスばかりを拡声する。
間違っては全くいないが、倫理観がとても問われる。

歴史や民族の問題から、「情報」に関する問題まで
広く提示してくれる良書。

***
事実は真実でない。
何かしらのフィルターを通している限り(メディアという有形のものもそうだし、
思い込みや固定概念など無形のものも含む)、それは真実ではない。

PRや広報・広告という「伝える」仕事。
一歩間違えればとんでもないことになる
難しさがあるなあと、何か気が引き締まったところです。

PRという面で見れば、今まで読んだどの本よりもスケールがでかく
それでいてやっていることは緻密で地味、泥臭く
ある意味夢のような話でした。