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【9/26(土)AM11:40〜誕生〜】 予定日より3日遅れで、3868gの大きな赤ちゃんが産まれてきてくれました。 浅野 詩生 (あさの しお)ちゃんです。 名前は、たいくんがある夜「お空から降りてきた」と言って名付けてくれました。 漢字は、姉のことを想いながらつけました。 本陣痛開始から数時間、陣痛を逃せど逃せど全然産まれてくる気配がなく...。 しおちゃんはとても大きかったのと、斜めになっていて頭がうまく骨盤にはまらず、子宮口が全開になってからもかなり高い位置におり、その間は産まれようがなかったようです。 なので、途中からは産まれる気配がない中で、ただひたすら陣痛を逃し続けました。 いつ頃からか陣痛が遠のくと異様な眠気に襲われて、毎回次の陣痛まで1.2分の深い眠りについていました。 眠りにつくと毎回出てくるのは姉の姿でした。 倒れてから41日間、姉はどれほど苦しかっただろう。 言いたいことも言えず、言葉も発することができなくなり、ゴールが見えない中で痛みに耐え続けるのは、どんなに辛かったことか。 私の頭の中は次第に姉でいっぱいになりました。 本陣痛開始から8時間半が経過し、ようやく詩生ちゃんが下に降りてきて、産まれてきてくれたとき、大粒の涙が溢れかえりました。 今年の1月末、「お腹に赤ちゃんがいるの!」と言った時、自分のことのようにとても喜んでくれた姉。 でも、その時姉はすでに階段を一段一段と降りるように、脳が癌細胞に侵されていて 3月1日に姉が倒れその少し後、驚異的な回復を見せたように見えた姉は、入院先で少し膨らんできた私のお腹を見て 「お腹に赤ちゃんがいるんや!」とまるで初めて知ったように驚きました。 「お姉さんにお腹の赤ちゃんを抱っこしてほしい」 そしたら、お姉さんは劇的に回復するんじゃないか。当時はそんな風に思っていました。 新型コロナの影響で、私たち家族もどんどん病院での制約が増え、妊婦だった私は周りをとても心配させてしまうのと、体調もよくなかったりで、思うように姉に逢いに行くこともできませんでした。 でも、ずっと姉の奇跡を信じていました。  姉の出生体重よりは小さかったものの、それでも十分大きな詩生ちゃんが生まれて来たとき 私には詩生ちゃんが、姉の魂を背負ってこの世に降りてきてくれたように見えました。 何の涙かわからないけれど、おいおい泣き続けました。 生まれる者がいれば、死ぬ者がいる。 今日という日だって、どこかで誰かが生まれる一方で、どこかで誰かが死んでいく。 それはごく自然なこと。 姉は死に、詩生ちゃんは生まれた。 頭ではわかってることなのに それでもやっぱり私は今も哀しかったようです。 我が子の誕生が嬉しいだけに、哀しかったのです。 お姉さんとも一緒に感動を味わいたかったのです。 今は出産から1日経過し、いっぱい泣いたので気持ちは落ち着きました。 今日という日は、姉が生きたかった1日。 1日1日を大切に、また1人増えた家族とともにたくさんの想い出を作っていこうと思います。 #貫禄ありすぎ #髪の毛フサフサ #またもや仕上がって生まれてきてくれたね #強くなりそう #可愛くてたまらない #最後の2枚はたいくんです #たいくんは出生時出川哲郎だったのです #ビッグベビー #3868g #出産報告 #出産レポ #女の子ベビー #newborn #宝塚市 #平野マタニティクリニック #0m1d #0m2d

浅野千通子(あさのちづこ)(@chizuppp)がシェアした投稿 -