こんにちは。
あさのちづこです。
お医者さんが素手でお腹を押して、お腹の中の赤ちゃんを動かして逆子をなおすという外回転術が割と衝撃的だったので記録しておこうと思います。
お腹の中の赤ちゃんは先週の時点で約3200g強。
37週を越えて、逆子ちゃんになったことがわかり、その1週間後にあたる今週月曜、外回転術の日がやってきた。
この1週間、逆子体操は1度だけ試みたけれど姿勢的にかなり無理があり、その上真夜中に破水して病院へ行くという騒動があったので
(結局、破水じゃなくて尿漏れだった！)
わたしはすっかりやる気を失っていた。
結局、1週間たってもお腹の赤ちゃんは安定して逆子のまんま。
私の場合、完全な逆子ではなく「横位」と呼ばれ赤ちゃんが横向きに寝そべっているような感じだったので、そのままでは確実に自然分娩は難しく、外回転術がうまくいかなければ翌日帝王切開しましょうと言われていた。
「ゴットハンドなら成功率は9割。わたしはゴットハンドではないし、無理はしないので5割かな」
と医師に言われ、普段からとっても優しい先生だということもあって、そっとソフトに撫でられるくらいだろうと思っていた。
お腹の張り止めが効いてきた頃、先生はエコーで赤ちゃんの位置を確認すると、素手で私のお腹を触り、赤ちゃんの頭を確認、どうもお尻の方も確認しているっぽいな...と思った瞬間
先生がすんごい勢いでぐいぐいと私のお腹を押し始めた。
正確には、私のお腹の中の赤ちゃんの向きを変えるべく、ぐいーーっと押している。
(ひゃー、全然ソフトちゃうやんー)
痛いというより苦しくて、声が漏れる。
ううっ、ううー
「あれー、この子元に戻ろうとする意志がすごいなぁ」と言いながら、押しても押しても、また元どおりに戻る赤ちゃんに手こずっている先生。
「あれー、なんでだろね。」ぐいぐい、ぐいぐい。
「う、うーーー。。。」
「痛かったら言ってね」
「痛いというか、ううっ、苦しい。。い、いたい」
痛くないと言えば嘘だけど、陣痛の痛みに比べれば屁でもない痛みだとも言える。でも、場所によってはやっぱり痛い！
赤ちゃんの頭がスルーンと骨盤に入っていく様子をイメージしながら、ゆっくり息を吐く。
うううっ。また余計な力が入る。
やっぱり、いたい。。。うーーっ
というのが2、30分程続く。
(先生、一体いつまで続けるつもりなんやろう...)
と、そこで
「おしっこしてきて」と指示が入る。
なんと、気づかないうちにかなり下まで頭が降りてきたらしい。
もとは、骨盤内から一旦赤ちゃんを浮かせる為に、膀胱におしっこを溜めるよう指示されていたのだけど、今度はその骨盤内に頭をおさめないといけないので、おしっこは邪魔になってしまう。
「がーっといきんでおしっこするんじゃなくて、はぁ〜❤️と優しくね」と付け加えられる。
すでにぐったりと疲れた重たい身体を引きずってトイレに行き、言われたように「はぁ〜❤️」と息を吐きながら排尿。
次の瞬間、自らの軸にストンと赤ちゃんが乗ってきて、頭が私の骨盤にはまったような感覚。
もしや、成功か？！
そのままベッドに戻ると、やはり外回転術成功！
先生、すごい！先生、素敵！
正直、無事産まれてくれたらどっちでもいいと思っていて、あまり期待していなかっただけに、さっきまで逆子ちゃんだったこの子がひっくり返った事がとても不思議な感じ。
身体は疲れてはいるものの、赤ちゃんが軸に沿うことで、劇的に身体は楽に。
私と赤ちゃんが落ち着くのを待って、再度赤ちゃんをエコーで確認してもらうと、そのまま何事もなかったようにお会計。
いつもの感じで帰された。
テクテクと歩いて病院を出た。
軸が整うってなんて楽ちんなんだろう。空までいつもと違う景色に見える。
感動。
これまで軸に交差するようにいた赤ちゃんが、私と一体化し身体がうんと軽くなったよう。
普段、お客さんに軸の大切さを伝え続けているけど、やはり軸って大事。改めて実感。
こうして、私は42歳にして人生初めての外回転術という貴重な経験をさせてもらった上に、お腹の赤ちゃんの強い意志を確認させてもらうこともでき、改めて生命の力強さ、ダイナミックさを肌で感じることができた。
何だかほんとに感無量。
まだ産まれてないのに、なんだろうこのやり切った感は。
お腹の赤ちゃん。もう、いつ生まれてきてくれてもいいからね。
産まれる前からたくさんたくさん頑張ってくれて、ありがとう。
あと少し、一緒にがんばろうね✨✨✨
お客さんにお送りしているセルフケアエクササイズの動画の一部。これじゃ内容よりお腹に気がいっちゃうね。
また、何かあればレポートします！←誰にも頼まれてないけれど!
