先週末、宝塚市主催の講演会がありました。
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東京大学高齢社会総合研究機構
 
特任教授の秋山弘子さんが
 
「人生100年時代をどう生きるのか
~いつまでも自分らしく暮らすために」
 
というテーマで講演をしてくださいました。
 
これは自分の中のテーマでもあったので、
 
まさにビンゴという感じでした。
 
 
(ただ今回の講演は高齢者向け
 
だったようで、聴衆の多くが高齢
 
者であり、私は少々先取りしすぎ
 
だったのかもしれません(>_<)
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講演はもちろん素晴らしく、
 
さまざまなヒントをいただいたのですが、
 
 
何より心を鷲掴みにされたのは、
 
講演の初めにお話をして下さった
 
市長の中川ともこさんでした。
 
 
チャーミングで親しみやすい
 
雰囲気が魅力の中川さん
 
 
なんと70才との事でしたが
 
本当にイキイキされていて
 
そして宝塚をより良い街にしていきたい
 
という熱い想いが伝わってきました。
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『行政と市民の距離を
もっともっと縮めたい』
 
 
『行政は一人一人の市
民の活躍をサポートす
る立場でありたい』
 
 
と話されていましたが
 
一市民の私と市との距離は
 
中川さんのお話を聴いているうちに
 
あっという間にぐぐぐっと縮みました。
 
 
また改めて
 
『わたしが公のためにできることって何だろう?』
 
ということについて
 
深く考える機会となりました。
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13年前に事故に遭ってから
 
これまで本当に多くの方々に
 
支えられながら生きてきました。
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そして身体の怪我や心の病と闘いな
 
がらもずっと
 
 
『また自立した生活を送りたい』
 
『社会貢献をして生きていきたい』
 
 
という二つの想いを強く持ち続けて
 
いましたが、その両方を叶えることなく
 
月日だけが過ぎていました。
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その事はさらに自分の心を深い闇へと
 
突き落とし、自分自身を苦しめました。
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「自分はせっかく周囲の人々に
 
よって再度与えられた命を粗末にし、
 
また周囲の親切に甘えて生きている」
 
 
と感じていて、長い間そんな
 
自分を許せずにいました。
 
 
 
そしてまたそんな自分から目を
 
背けて生きていました。
 
 
しかしこうして心身ともに
 
心から元気になったと思える今、
 
『こんな私だからこそ
できることが必ずある』
 
と思うようになりました。
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そして今ようやくそれが何なのか
 
見えてきた気がしています。
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個人として、
 
また一宝塚市民として
 
『今自分ができること。』
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もうすぐ事故から13年を迎える今、
 
私はただただそこを伸ばしていきたい
 
と思います。
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↓『今自分ができること』に一生懸命な息子のたいくん。たいくんが、日々私に本当
に大切なことは何かについて教えてくれます。