「キレる」っていうと、まぁだいたいは碌な事じゃないんですよね


 バイク関係でいえば


「球切れ」


「チェーンが切れた」


「ガソリンがキレた」


「ワイヤーが切れた」


どれも碌な事じゃない

┐⁠(⁠ ⁠˘⁠_⁠˘⁠)⁠┌


そんなキレる関係で最悪なのが


「ヒューズ」


ですわ


毎回毎回特定の条件で切れてくれれば良いのですが(良くない)だいたいお客さんが修理に持ってくるのは月に1回程度で発動条件の不明なヒューズ切れの修理な訳ですよ



ヒューズが切れた状態で預かったとしても月に1回程度とかの発生頻度だと、故障診断してても「マジで切れんのか?(切れたヒューズを確認してるのに)」ってもう何を診断してるのかさえ、わからなくなってきます


特定の条件で切れる場合(スターターボタンを押したら切れるとか)でも原因を特定するまでに切れたヒューズの山を築くぐらいヒューズを大量に消費するので難儀なもんです


そんなヒューズ切れの故障診断の時に便利なのがブレーカーヒューズです




 

 

ショートさせてもボタンを押せば復旧するので何回も使える優れもので平常時は



こんな感じで↑

ショートさせるとこんな感じ



スイッチが飛び出します


音も「パチンッ!」ってなるのでわかりやすい

(⁠•⁠‿⁠•⁠)


飛び出した白いボタンを押し込めば復旧できるのも簡単で良いですよね

(⁠•⁠‿⁠•⁠)b


ところがこのブレーカーヒューズ

使い方を知らないと沼にハマります


ヒューズの切れ方にも実は色々とあってデッドショートやスライトショートなんて呼び方があったりね


手持ちの画像で都合よく切れたヒューズの画像がないのですがデッドショートは大きな電流が流れた時の切れ方です




大きく断線してますね

スライトショートは小さな電流で切れた時です



このヒューズの切れ方を知ってないとブレーカーヒューズも宝の持ち腐れになったりします
(¯―¯٥)

ブレーカーヒューズの作動原理って実はバイメタルなんですよね

さっきのブレーカーヒューズを分解するとこんな感じ





これは切れた時の状態でバイメタルが反って接続が切断された状態です

通常時はこちら


わかりにくいですがバイメタルが反らずに白いスイッチの穴の所で裏側の端子と導通してます

で、裏側は


↑通常時の裏側はこんな感じでバイメタルが反ると接続が切れて白いスイッチがバネで押されて節点に割り込んで接続をカットし続ける仕組みです

動作した時の裏側がこんな感じ


このバイメタルがなんで反るかといえば設定された一定以上の電流が流れて熱を持つと反るわけですよ

で、話が少し戻りますがデッドショートの時はあっと言う間にバイメタルが反るほどの大きな電流が流れるので即座に反応するんですが、電装品の故障で一瞬だけとか、スライトショートでショートの電流が小さかったりするとバイメタルが反るほどの熱を得られず答えを引き当ててるのに反応しない事があります

例えば、ホンダのACGスターターのスイッチングリレーの不良とかでスターターとしてのモーターコイルから発電コイルへの切り替えがリレーの不良でわずかに遅れる故障が有りますが、その時に普通のヒューズなら反応して切れてセルフスターターでの始動不能になるんですけど、ブレーカーヒューズだと反応しきれずに問題がないように振る舞うんですよね
(-_-;)

そんな時は低いアンペア数のブレーカーヒューズを使います


ヒューズの切れ方を知ってても原因の特定に繋がる事は少ないですが、(自分がヘッポコなだけかもしれない)切れ方の違いを知ってないとこのブレーカーヒューズの使い分けが出来ない訳ですよ

そして沼にハマる……

こっちがキレるわ

まあ、そんなこんなで大抵の事はキレないのがいちばんですよね
キレても碌な事がないですしね
(*_*;

それでは、
キミに幸あれ!

\(^o^)/