Yahooニュースより転載。

 

下関市長、被爆地周遊を「お悔やみトリップ」と発言 被爆者ら反発

配信

毎日新聞

発言の撤回と謝罪を求めた市議の訴えを聞き取る島崎敏幸副市長(左端)=山口県下関市で2024年9月20日午後1時14分、柳瀬成一郎撮影

 山口県下関市の前田晋太郎市長は19日にあった市議会で、2025年大阪・関西万博などに向け、関西以西で外国人旅行客を呼び込む「西のゴールデンルートアライアンス」への意気込みを問われ、広島・長崎の被爆地を周遊することについて「お悔やみトリップじゃないけれども」と発言した。被爆の実相を理解していないとして被爆者らが反発しており、共産、社民などの市議7人が翌20日、発言撤回と謝罪を求めた。 【写真】長崎原爆 投下翌日に撮られた写真 

 前田市長は、市議会9月定例会の一般質問で発言した。西のゴールデンルートアライアンスは福岡市の高島宗一郎市長が呼び掛けたもので、24年5月に設立総会があり、現在は神戸市や広島県、北九州市、下関市など44自治体などが参画。地域の魅力発信などに取り組んでいる。

  一般質問の答弁で、前田市長は今夏の会合に出席した際に提唱した案を議場で披露。「一つの街で海外にPRしてもなかなか届かない。複数の街でストーリーを作りましょう」とし、「広島の原爆ドームに来たい人が、長崎にもあることを理解し、二つを回った後、四国のお遍路回って、お悔やみトリップじゃないけれども。滞在時間が拡大するわけですよ」と述べた。発言の真意について前田市長は24日、毎日新聞の取材に対し「発言としては妥当ではなかったが、巡礼的な思いもあり、被爆者を害する気持ちは1ミリもない」と話し、撤回や謝罪は考えていないとした。

  前田市長の発言に対し、広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長(82)は憤る。「先日、原爆ドームのそばでVサインをしている子どもがいた。とても悲しかった。自治体の長こそが被爆の実相を深く理解し、伝えないといけないのです。だからこそ、議場での発言としては絶対ありえない。原爆で焼け野原になった広島は祈りをささげる場所。市長の言葉に、議会はなぜ紛糾しなかったのか。発言は今すぐ撤回すべきだ」と指摘した。【柳瀬成一郎】

 

以上、転載。

下関は、空襲を受けていないのかなぁ。