家族史から見た日本近代史~戦前78年間を俯瞰する 2023年5月22日

 

人生初のプレゼンでした。

 

 

2023年5月22日。「ミキコ・ピース・カフェ」にて。

西南戦争の時、官軍(明治政府が西郷隆盛軍を追撃して際、鹿児島・蒲生の実家に立ち寄り、兵士の絵や漢詩、書付けを残しました(板)。地券(地租改正)が29枚現存してます。祖父(父方)の遺品から、平壌守備歩兵の写真帳や葉書、父親の陸軍の水筒なども残されています。叔父(母の長兄)は、1941年12月17日、呂66号潜水艦で友軍と衝突し南洋に沈んだままです。奥さんは呉出身で、その叔母は広島で被爆しました。軍歴証明書、履歴書、従姉の証言などから、家族史を通して、幕末・明治維新・西南戦争~日清・日露戦争~アジア太平洋戦争までの戦前78年間を「どういう時代だったのか」「廣島はどういう役割をはたしたのか」を考えてみました。

 

使用した資料、史料(一部掲載)。

地券。

明治政府発行。

29枚が現存。

よく社会科の授業「地租改正」で使用していました。

 

西南戦争の時、西郷隆盛軍を追撃してきた官軍(明治政府)の兵士が残した絵や文(板)。

左側の黒っぽい筋は、血痕だと伝え聞いています。

西郷隆盛死此板上。

桐野利秋。「人切り半次郎」と呼ばれた。

西郷隆盛や西郷軍を揶揄したもののようです。

 

祖父から妹に宛てた葉書。

平壌守備歩兵第23連隊。

 

この住所で届くのだから、すごい!

鹿児島県庁から届いた父親の「軍歴証明書」。

父親の残した水筒(陸軍)。

初めてパワーポイントを使いました。

見よう見まねのスライド作成でした。

12月15日、広島県歴史教育者協議会 月例会で、更に資料・史料を追加してプレゼンをしました。