「時事英語4技能クラス」の「復習回」(※)では、復習を終えた後、アカデミック・ライティングを学習しています。
※時事英語4技能クラスは、5回終了ごとに復習回を設けています。
アカデミック・ライティングで学ぶスキルは、学術的な内容を書くのに役に立つだけではなく、ビジネスにも十分に応用できますし、ライティングの勉強ですが、実はリーディングにも力を発揮するので、英語の総合力を上げたい人にお勧めの学習です。
アカデミック・ライティングでは、さまざまなライティングのパターンを学習し練習を重ねますが、何度も何度も繰り返されるのは、「読み手にとって伝わりやすい方法で書く」ということです。読み手を意識した書き方とはどういうものでしょうか。
たとえば、アカデミック・ラィティングの最初に学ぶ「パラグラフライティング」で何度も練習するのが、「トピックセンテンス」です。テキストでトピックセンテンスは、A topic sentence is the most important sentence in a paragraph. と定義されています。パラグラフライティングでは、トピックセンテンスで書いた事以外は書いてはいけないというルールを学びます。書き手は、そのトピックセンテンスを示すことで、これから書く内容を伝えます。つまり、トピックセンテンスで言っていないことは深掘りして書かないよ、ということです。これを読む立場で言い換えると、「なるほど、これからこういうことについて読んでいくんだな。」ということがわかります。たとえば、こんな具合です。
Libraries are busy from morning till late at night. というトピックセンテンスがあったとします。この場合、これから展開されるパラグラフは、いかに図書館が朝から夜まで忙しいのかについて語られます。パラグラフで語られる内容は、「図書館は、朝から夜にかけてどういうことで忙しいのか」が書いてあるのであって、「図書館で借りることのできる本の種類」でも、「図書館に本を返す方法」でもないのです。もう一度言います。パラグラフは、トピックセンテンスに書いたことについて説明しているのです。
アカデミックライティングの最初の一歩は、トピックセンテンスとパラグラフの内容の関連を徹底的に理解し、その理解を体に刷り込ませることです。そのためにたくさんの演習問題を行い英語のパラグラフの成り立ちを理解していくのですが、英語の文章はこういうふうに成り立っているのかというのがわかれば、おのずと読解力もついてくるのです。
実際、リーディングが苦手という方にライティングの授業をすると、トピックセンテンスを選択肢から選ぶ問題で間違う方が多いです。パラグラフに難しい語彙が使われているわけでもなく、文章の内容はある程度理解できるにもかかわらず、です。ところが、アカデミック・ライティングで英語の文章の成り立ちを学習した後は、正しくトピックセンテンスを選べるようになります。つまり、これまでは、漫然と読んでいたものが、ライティングを学習することで、論理的に読むことができるようになるからなんですね。
昨日は、初級クラスでアカデミックライティングを学習しました。「う~ん、充実してた~。」というお声をいただきました。続きは、また5回の通常レッスンが終わった後です。お楽しみに。