今日も会津フェアのお品物のご紹介を。
主に普段着を作るために織られてきた会津木綿。
存在感の派手さはないものの・・何だかいつの時代にも
見られるような素朴な雰囲気と、丁寧な作業工程を経て
一枚の布として完成していく・・
丁寧に作られるその工程には少し驚かせられます。
こちらもご紹介がてらに・・並べてみようかとおもっております。
会津もめんは四百年前の天正年間、時の会津藩主蒲生氏郷公が、
産業振興の為に綿花の栽培を奨励され、木綿を織ったのが始まりと
言われています。
以来、白虎隊士や医聖野口英世も少年時代はこの会津もめんを着用
しており、日常着やもんぺ、サルッパカマといった野良着、夜具などに
用いられ人々の暮らしを支えてきました。
会津もめんの特徴は、変わらぬ品質と、ユニークな縞模様の組み合わせ
にあり保温性、吸水性、通気性に優れているのが特徴です。
この素朴な伝統に、新しい感覚を加え、雪深い会津の風土で、心をこめて
染め、織り上げらるのが会津木綿です。
今ではこの織り自体が出来る人が少なくなってきており、
伝統を受け継ぐ人も減ってきています。
何でも機械を使えば、大量に生産可能な時代に、
あえて、古くから伝わる存在というものにも少し心を向ける
自分がいて、素朴で、けしてお洒落??というわけでもない
存在ですが、何だかぬくもりを感じるものとして・・・
ほんの少しご紹介させていただこうと思っております。
続く。