既報のとおり、7月16日、ひさしぶりの新刊を発売します!
「やさしい高校古典文法」
もうすべての作業は終了しており、見本本が届くのを待つのみとなっております。
さて、今回の新刊がどのような本なのか、どのような人におすすめなのか、詳細に語りたいと思います。
まず、今日は「まえがき」として最初に載せている文章を、そのままここに公開します。
あれこれ語るよりも、まずは「まえがき」を読んでもらったほうがサラッとイメージがつかめるかな……と。
次回、これをふまえて詳しい解説をしていきましょう。
「やさしい高校古典文法」まえがき
高校1年生になると多くの人が痛感することですが、中学生の勉強と高校生の勉強ではまるでレベルが違います。
中学のうちは得意だったはずの教科でも、高校生になると
「あれ? こんなはずでは……」
という悲惨な点数が返ってきた経験、皆さんもあるのではないでしょうか。
特に古文は、中学から高校で大きくレベルが上がる科目の代表格と言っていいでしょう。
なぜ、古文はこんなにも難しいのか?
くわしくは第1章で説明しますが、その大きな原因のひとつに
中学生時代に、文法をしっかり理解しないまま高校生になってしまったこと
があると考えています。
高校の古典文法は、中学で学ぶ「現代国語」文法をみなさんが理解している前提で話が進んでいきます。
わたしたちが日常的に使う「現代国語」でさえ理解できていない状態で、なぜ大昔の日本語=古典文法が理解できるのでしょうか。いや、できません(反語)。
皆さんにとってはわけがわからない呪文のように見えるであろう古文は、結局のところ私たちが今使っている日本語のルーツ、ご先祖さまに当たるものです。
まずはしっかりと現代の日本語について、その仕組み、ルールを理解しましょう。
そして、その考え方をもとに古典の世界にアプローチしてみましょう。
すると、今まではまったく理解できなかった呪文が、
なんだ、たったそれだけのことだったのか!
と納得・理解できるようになること間違いありません。
人間は、納得・理解したことはそう簡単に忘れません。
納得・理解していないことを、無理やり丸暗記することほど非効率的な勉強法はありません。
この「やさしい高校古典文法」では、ただ「覚える」「暗記する」だけで勉強を終わらせるのではなく(覚えることももちろん必要ですが)、心の底から「そういうことだったのか!」とみなさんに納得・理解してもらうため、やさしく、わかりやすくゼロから説明することをここに約束します。
この参考書では、皆さんと同じような古文に悩める高校生、「ユウタくん」と「メグミさん」が登場します。その高校生ふたりと「先生」が対話をしながら、まるで本当に塾や予備校に通っているような臨場感ある授業を展開します。
だから、読者の皆さんも、ぜひ「ユウタくん」と「メグミさん」になりきって、自分も教室にいるつもりで一緒に考えながら読み進めてほしいのです。
この本を読み終えたころには、古文の世界がまったく違うものに見えているはずです。
真剣に、そして楽しんで取り組んでくれることを願っています。
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