中谷の大学生活① ゴードンとアセスメント編 | 教科別専門教室FiveSchools OFFICIAL BLOG

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お久しぶりです、中谷です。

 

もう5月、、

ちょうどGWの終わりを迎えている頃に記事を作成しておりましたが、、。

 

ネタがない、、。

と焦っていたところ、いい案が出ましたので今回はそれを採用したいと思います。

 

ということで、今回は

 

「中谷の大学生活 ゴードンとアセスメント編」

 

をお送りします。

 

アセスメントって何、ゴードンって誰とお思いの皆さん。

 

完全に看護系用語?

かもしれないですが、今回は看護学生の大変さと、ちょっとした面白さが伝わればいいかなと思います。

 

皆さんが想像する看護学科といえば、注射の練習や清拭(体を拭くこと)、患者さんの移乗(車椅子の乗り降りなど)の練習、このようなものを想像するのではないでしょうか。

 

では、看護学生は大学4年間、ひたすらにあのやり方を練習しているのか?

 

違います。

 

先ほど出てきた、清拭や移乗などの看護技術を患者さんに行うまでには、その患者さんが本当にその技術を必要としているのかどうか、見極める必要があるわけです。

 

①患者さんが今どういう状況に置かれているかを判断し、評価する。

 

②その患者さんが、入院生活を過ごす上で問題(看護問題といいます)になると考えられることを挙げる。

 

③看護問題を解決するための看護技術を提供する計画を立てる。

 

こういう手順を踏んでから、実際の看護は行われているんですよね。

 

そこで、①の評価のために必要なのが

 

「11の機能的パターンからみた総合的なアセスメント」

 

という考え方。

アメリカの看護理論家であるゴードンさんが、どんな看護場面でも適応できる基本的なアセスメントの枠組み、として作ったものです。

 

assessment

【名】

〔人や物の〕評価、判断、アセスメント

〔課税のための〕評価、査定

〔資産の〕評価額

〔生徒の〕教育評価

 

大学受験レベルで必要な英単語なので、覚えるようにしましょう(村上より)

 

11の機能的パターンについてざっくり説明すると、

 

1,健康管理、健康知覚

 →健康状態や服薬状況など患者さんが自分で健康を管理できるのか、など

 

2,栄養、代謝

 →患者さんの栄養状態やBMI、人間の60%を占める水分の動き(脱水の危機がないか)など

 

3,排泄

 →その名の通り、排便と排尿の状況。1日当たりの回数や量まで考える

 

4,活動、運動

 →患者さんの入院前からの活動量(デスクワークなのか、営業なのか)、運動習慣など

 

5,睡眠、休息

 →睡眠時間や熟眠度、趣味や週末に何をしているか

 

6,認知、知覚

 →五感(視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚)の様子や障害(聞こえづらいなど)、痛みを感じているかなど

 

7,自己知覚、自己概念

 →性格、ボディイメージ、アイデンティティなど

 

8,役割、関係

 →家庭や仕事場での役割(夫、部長など)とその関係について

 

9,性、生殖

 →結婚、妊娠、子持ちであるなど性に関すること

 

10,コーピング、ストレス耐性

 →入院に対するストレス(入院期間が長引くことで仕事仲間に迷惑をかけるか不安だ、など)やそのストレスを対処する能力や方法について

 

11,価値、信念

 →自分が生きる上で大切にしていること(人に迷惑をかけたくない、これあるある!)

 

ってな感じになります。

かなり細かいですよね。

私はここまで授業で説明された時、「もし入院したら看護師さんにここまで見られるのか、、」と少し引いたぐらいです。

 

アセスメントする方からしても、これ全部をやるのは本当に大変で、正直アセスメントの課題が出されたときはちょっとしたうつ状態です。

 

でも、仮に結論が同じだったとしても、アセスメントを行うかどうかでその患者さんについてわかることの「幅が広がる」んです。

体を拭いていいかどうか、車椅子に乗せていいかどうか、そんなの見ればわかるのでは?? と私も最初は思ってましたけれど、、。

 

あ、それと、アセスメントを行うには、当然「評価のもとになる情報」が必要ですよね。

その情報も2種類に分かれていて、

 

s情報(subjective data、主観的情報):患者さんの発言

 

o情報(objective data、客観的情報):患者さんをよく知る方(家族や友人)の発言や、看護師が観察して得た情報、検査データなど

 

この2つの情報をもとに、先ほどの11のパターンそれぞれについて、アセスメントなるものを行っていくのです。

 

こうして勉強していくと、面倒くさいけど結構システマチックに看護が進められていくことがわかってきます。

私的にはひとつひとつの仕事の根拠がはっきりするので、大変だけど面白いです。

 

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