スタッフの斎藤です。
前回に引き続き、「勉強の質」に関するお話をしていきます。
前回の最後に、
ほとんどの問題集の解答解説には、この「やっとのことで気づいたポイント」と、「問題文で与えられた条件から、当然のように導かれる結果(みながすぐに気づくことができるはずの要素)」というものが、何の区別もなく平然と列記されている。
これがなぜ勉強する者の学力向上を阻害する原因になりうるのか?
(※決して解答解説が悪いわけではありません。)
という問いかけを皆さんにしました。
私が考える答えは以下の通りです。
問題が解けなかったとき、解答解説を読んで理解して終わり……
そして後から解いても結局解けない……
という状況に陥りかねないからです。
解答解説を読むだけの人は、解答解説を読んだだけでその問題が解けるようになった気になっていることが往々にしてあります。
この「できるようになった気がしている」という状態が、学力向上を阻害する原因だと思います。
もしかしたら結構な数の方がなっているかも……
問題が解けなかった人がやるべきは、解答解説を理解することだけでなく、その行間にある試行錯誤を実際にやってみることだと思います。
難しい問題になればなるほど、手を動かさなければ、どうしてその方向性が導かれたのかが見えてこないと思います。
方向性の導き方が分からなければ、答案を書き進めることはできません。
解答解説の丸暗記をしていれば書けるかもしれませんが、ちょっとでも条件が変わったときに対応できなくなります。
答案を書き進めながら、止まってしまったポイントごとに、そこで必要とされている知識を確認したり、具体例で試すなどの実験をしたりして、次に進むための要素をひとつひとつ確かめていくことが、解いた問題を振り返るときに必要なことだと思います。
このような勉強を通じ、解いた問題の核心や学習した内容の本質をつかんでいけると、だんだん勉強が面白くなってくると思います。
もちろん、すべてを自分一人でやり切るのは難しいことのほうが多いでしょう。
そういうときは、友達なり、学校の先生なり、塾の先生なりに質問してみてください。
自分だけでなんとかしようともがき続けるより、人に聞いてしまったほうが早いときも多いと思います。
うまく周りの人を頼りながら進めていくと良いと思います。
もちろん、私たち学習会のスタッフもお待ちしております。
次回、「勉強の質」の2つ目の見方についてです。
今週の一枚
今回もエスコンフィールド北海道シリーズです。
こちらは客席からフィールドを見渡した写真です。
3塁側内野の2階席だったのですが、もう本当に近い!
選手の動きがかなりはっきりと見えました。1階席に座ったらどうなってしまうのだろうかというレベルです。
札幌ドームも好きだったのですが、エスコンで見る野球は客席とフィールドの近さだけでなく、大型ビジョンや応援団の位置など様々な違いがあり、札幌ドームのときとは違った雰囲気を楽しむことができました。
まだ訪れていないという方がいらっしゃれば、ぜひ行ってあの雰囲気を体感していただきたいなと思います。
※今シーズンのエスコンフィールドでの公式戦は終了してしまったので、秋季キャンプや来シーズンの公式戦でお楽しみください!
(つづく)
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