野球の教育効果① | 教科別専門教室FiveSchools OFFICIAL BLOG

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この間高校英語のテキストで、人間の会話をテニスのゲームに喩えて述べているものを扱いました。

 

話題を投げかけることはテニスで言えばサーブにあたり、話題を投げかけられた相手はそれに対して適切に打ち返す(=反応する)ことが求められる。

相手が打ち返してきたら、全く新しい話題を持ち込むのではなく、相手が返してきたボールに対して同じように打ち返す。

 

こんな感じです。

 

これ、日本だったらだいたい「野球のキャッチボール」に喩えますよね。

これをテニスに喩えること自体が文化差の表れのように思えて興味深いな、と。

 

また同じ野球関係の話だと、最近、教育出版の国語教科書でおなじみだった「一塁手の生還」という小説を小学国語で扱いました。

今、札幌の中学校は光村の国語教科書なので、うちがテキストとして「一塁手の生還」を扱っても特に問題ないだろうと思いまして。

(これで教科書改訂でまた教育出版に戻ったら、まぁそのときはそのときということで……)

 

で、この小説をあらためて読んでみると、野球の基礎ルールを知らない生徒にとってはほぼ意味不明な記述が頻発するのですね。

 

「一塁線と三塁線に珍しく真っ白な石灰が撒かれ、そこからわずか三メートルほど隔たったところに荒縄が張られた。」

 

「野球部員たちが特権のように誇らしげに持つグローブやミット、あれはなんとなく滑稽な代物に見えてしかたないが、その中でファーストミットだけは美しい形をしていると思う」

 

「H商の先頭打者が三遊間に強い当たりを飛ばした。遊撃手が横っ飛びに好捕、足を踏んばって一塁に送球。パシッという音がしてボールがファーストミットに収まった。」

 

わたしは少年野球経験者で、しかも幼稚園からずっとプロ野球見まくっていた人間なのでこんなものはごくごく当たり前の基礎知識なのですが、これを「本当に野球のことを一切知らない人間」が読んだら意味不明なんですよ。
このテキストを一緒に読んでいった生徒さんは、それこそ「野球というスポーツが存在している」ことぐらいしか知らないレベルで野球知識がなかったので、正直この小説の説明というよりは「野球の基礎ルール解説」のほうに時間を多く割いたぐらいです。
 
(普通の塾だったら問題を解くのに関係ない知識はスルーして授業を進めるところですが、うちの小学国語は問題に出る出ないにかかわらず隅々まで意味を理解することを旨としているので)
 
ビジネス用語で「全員野球で頑張ろう」と上司が言っても意味が通じない、というネット記事を読みましたが、みんなが家庭でテレビを見ていて、ゴールデンタイムにいつも巨人戦がかかっていた時代と今では、もはや野球は世代をこえた共通言語ではなくなってきているということでしょう。
 
ただ、わたしとしては割と野球から多くのことを少年時代に学んできたのもあり、案外野球を知ることは勉強にも役立つのだ、ということは主張しておきたいのですよね。
 
では、どのようなことを野球からわたしが学んでいったのか、その具体的な話は明日申し上げることにいたしましょう。
あくまでも「勉強」の面からの話であって、精神を鍛えるとかチームプレイ精神とか、そういう話ではありません。
わたしにチームプレイ精神があるように見えますか。
 
(つづく)
 

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