彼に与えられた役はスターウォッチャー星園詩郎のマネージャー見習いだった。
ある日、和夫は星園とともに出張に出かける。
行き先は埼玉県秩父郡小鹿野町渡河里岳にあるコテージ。
そこには、UFO研究家、売れっ子女流作家など一癖も二癖もある人たちが招かれていた。
そこで殺人事件が発生する。
大雪による雪崩で外界との交通が遮断され、コテージ内は遭難状態に陥る。
星園は事件を解決しようとするが、またしても殺人事件が起きてしまう。
あくでもフェアに読者に真っ向勝負を挑む本格推理小説。
クローズドサークルもののミステリー。
叙述トリックにすっかり騙されました。
はじめの探偵役が登場するというところで、ちゃんと麻子が登場してる…ここから騙されていたのか…。
叙述トリックを読み慣れている人なら、はじめで探偵役がわかってしまうことだろう。
私は途中までシリーズものになってないのか、なればいいのに、と思っていたけどなるわけないのね。
私と共に騙され続けた和夫の視点がおもしろかった。
でも、動機がいまいち理解できない。
動機の伏線がない。
そして、最後の星園の豹変ぶり、あまりいただけない。
ドラマ、心理描写、感情移入に意識を向けなければ充分におもしろいと思う。
あくまでもフェアで正統派な本格ミステリーでした。