半年ぶりの投稿となりました。
忘れないうちに書きあげます。

ここからの下り坂もきついし長い。ところどころで歩いてしまった。次の日置エイドまでは5kmなのだが長く感じられた。坂を下りきったあとの平坦路を走るのは疲れる。
日置エイドはカップヌードルエイドとも言われ、多くのランナーがいっぱい並べてあるカップ麺からチョイスすることができるのだ。
私はカップ麺をパス、給水とパンだけをいただいてエイドを後にした。
山陰本線が並行して走っている。列車が来た。気動車2両編成。非電化区間なので気動車しか走っていない。また上り坂だ。このあたりも一人ぼっちでこのまま進んでいいのか少し不安になる。坂を下り道なりに進むとまた海岸線に出る。黄波戸漁港、134km地点。ここをこのまま走っていのかまた不安が襲う。誰か来るのを待つことにして道路の縁石に腰を掛けザックを背中から降ろし地図を見た。間違いはないようだ。すると何人かのランナーが通り過ぎた。
135km過ぎたところで私設エイドがあり、若い男性がお稲荷さんを拡げていた。声をかけてくれたので1個ご馳走になった。美味しかった。ここから先崎公園までは8km余り、大した距離ではないがここが結構つらかった。少し行くと国道191号線にぶつかり左折するのだがこのあたりは歩道が走りづらい。黄波戸漁港からの走路は小さな段差を上ったり下りたりで辛い。走っているときは前後にランナーは見えないが、歩きはじめると一人二人と次第に追いつかれ抜かれる。気温も上がり天気もいいせいか8kmがこれほど長いとは。
やっと長門市市街地に入る。信号につかまりながらゴー&ストップの繰り返し。赤信号は休めるのでホットする。カニの被り物ランナーがこのあたりで追いついてきて先行、道路もよくわからないからついて行った。仙崎公園はそろそろなのだろうが見えてこない。ようやく海岸に突き当たった。すぐに反対側から来るランナーを見つけた。鯨墓を折り返してきたランナーだ。自分とは20kmぐらいの差がある。時間にすると約4時間の差か。
ようやく仙崎公園のエイドに着いた。
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143kmを走って、いや歩いて午後3時、21時間経過した。
ここでは昨年まで背負っているザックを置いて鯨墓往復ができたが今年からはそれができない。置きっぱなしは美化の観点から地元から申し入れがありノーになったそうだ。
エイドで10分ほど休憩して青海島に向かう。何人か一緒だったが青海大橋を渡る手前144kmのところで単独走になった。橋がアーチで最初は上りが続く、橋を渡り下り切ったと思って安心しているとまた上りが出現し、アップダウンを繰り返しといった具合。
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ようやく右手に海が見える。平坦路が静ヶ浦キャンプ場まで続いた。川尻岬を出たところで一緒になったタフマンさんが言っていたことを思い出した。カレーライスは往路で食べると。その通り前方のランナーはほとんど左折している。それを見てこの状態では混んでいるだろうと判断し復路に寄ることにした。またここから上りが始まる。そんなきつい上りではないが歩く。ここから鯨墓までは片道4kmある。上り下りを繰り返しながら漁港に出る。
ここのこともタフマンさんから聞いていた。鯨墓が対岸に見えてからが遠いと。
確かに遠い。見えてから一旦入り江を回るからだ。鯨墓に着いた。17時を過ぎたところ。
CPのパンチを入れて給水し休むことなくそのまま戻る。鯨のモニュメントを撮影したが記帳をしなかったようだ。あとで確認したら通過記録の時間が空白になっていた。
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折り返してからは少し気が楽になった。カレーライスを早く食べたかったからだと思う。
歩いていても対向してくるランナーにガンバと声をかけられる。
静ヶ浦キャンプ場に着き早速カレーライスを流し込んだ。全部で3か所のカレーを食べるのだがここが一番おいしかったかもしれない。ご馳走さまとお店の方に声をかけ仙崎公園に向かった。どれくらい行ってからだろうか。平坦路の終わり付近だと思ったがエッちゃんとムーさんの二人だ。二人ともまだまだ元気がある。写真を撮る暇もなく声をかけあい別れた。仙崎公園に着いた。18時50分。やはり4時間近くかかったがまだ明るくライトは不要。ここでリタイヤとなるランナーも何人か到着、往路で着くのと復路で着くのでは天国と地獄。でもこれからのことを考えるとどっちが天国かわからない。
ここでライトを頭に装着し、ハンドライトを手にと点灯はしないが準備を整えた。
仙崎公園から宗頭文化センター11kmあまり。約2時間と想定した。

油谷島を一周したランナーが増えてきた。
みんな元気で100km走り終えたとは思えない走りをしている。
6km余りで戻るのだが前方を見ると島の先は遠くかなりの距離に感じる。

96km地点からは細い道に入り車はすれ違うのもやっとという狭さと急坂が続く。
もう歩くだけ。よくこんなところに田んぼがある。能登の千枚田と同じ。
えちごくびき野もそうだ。日本海側にはよくある光景なのだろう。
萩往還2014

CP3に到達した。係りは誰もいない。
いつもはおばあちゃんがいると他のランナーが言っていた。どうやら長時間になり休憩で家に帰ったらしい。
チェックカードにパンチをして先を急ぐ。
俵島の案内板に到着、ここが俵島の最高点のようだ。
案内板を写真に収め下りに入る。
萩往還2014

ようやく100km地点。13時間39分。
まずまずのペースというより自分としては結構速い。
ちょっぴり安心した。
もと来た道を戻り途中で私設エイドにお世話になる。
萩往還2014

ネコのお出迎え、堂々と横たわって通り過ぎるランナーをあんたたちは何をしているのと不思議そうに見ているようだ。普段なら猫一匹通らないようなところなのに。(笑)
萩往還2014

平坊のT字路を過ぎたところで工藤さんとすれ違った。
昨年は100km地点で止めたようだが今年は調子よく走っている感じがした。
声をかけ写真を撮って別れた。

そして農協西三叉路を左折し川尻岬に向かう。
ここからは直線の道路が少しだけ続きそしてまた上りに入る。
当然上りは歩くのだが次第にきつくなってくる。
女性ランナー二人が一緒に抜いて行った。
何とか追いつこうとしたが走るのと歩くとの差は歴然。((+_+))
ようやく川尻岬への分岐が見える。誘導のボランティアに従って左折し坂を下る。
突当りがCP4の川尻岬、沖田食堂だ。
記帳を終えチェックライターでパンチ。
そして椅子に腰を掛ける。当然ここではカレーライスだ。油谷中学校からまだ20kmしか走っていないのにその倍ぐらい走った感がある。
坂が続いたからだと思うが眠気も出てきたからか。
今回はトメルミンを12錠持っているがもうこの時点で3錠飲んでいる。
この時点では結構効果があった。
カレーを食べ終えると早々に沖田食堂を後に上り坂を歩く。
次は立石観音。約10km先だ。
坂を歩いていると坂を下りてくるたい焼きくんこと大本さんとすれ違う。
いつもの笑顔と元気の良い大本さんだ。
萩往還2014
萩往還2014

坂を登り切り走り始めたところで今度はタフマンさんと一緒になった。
悪代官の扮装でいつも全国を走り回っているからウルトラで彼を知らない人はいないと言っても過言ではない。
でも萩往還だけはオーソドックスなランスタイルで仮装はしていない。
それだけ萩往還が大変ということなのだろう。
しばらく雑談を交わしこれから先の青海島の攻略法を聞きながら、走ったり歩いたりを繰り返す。
少し前にいた女性ランナー二人の話をすると二人とも超有名人ということが分かった。
どうりで速いはず。坂はほとんど歩かないで走る。
外国の大会にも出ているとか。
その一人が通称ジョイナーさんと呼ばれているとのこと。
もう一人は大阪の方とかでこの方も有名のようで名前を聞いたのだが忘れた。
憶えていない。(>_<)

このあたりは辛さもなく普通に走れた。
まだ18時間しか経過していないからだと思う。

立石観音までは海岸線を走るのだが海が見えるだけで近くはない。
立石観音のCPでようやく目の前に海が現れた。
チェックのパンチをしてひと休み、ほかのランナーも自販機や店に入って飲料やアイスを買って休憩していた。
萩往還2014
萩往還2014
萩往還2014

ここでガーミンの充電を始めた。そろそろ20時間の限界を迎える。
さっき会ったタフマンさんは充電しながら走っていたのでマネをすることにした。
ガーミンの充電ケーブルをバッテリーに差し込みピンのついた方を腕の間で固定した。
ベルトをきつめにすると外れない、これが一番いい方法だと思った。

次は7km先の千畳敷、ここが前半一番の難所になる。
少しだけ走った。直ぐ上り坂になり走ることは難しい。
ひたすら坂を歩いて登る。
次第に勾配がきつくなる。
前後にランナーはいない。時折前方から車がやってくるだけだ。
晴天の空からは容赦なく太陽が照りつける。
歩いていても暑さで汗がしたたり落ち拭っても拭っても止まらない。
海に背を向けて坂を上るが中々頂上が見えてこない。
ようやく頂上らしきものが見えたと思った。
急に道路の幅が広くなり新しい道路のようだ。
ところが頂上はまだ先、後ろから追いついてきた男女のランナーからまだ先ですよと教えられる。
確かに前方には壁のような道路が見えた。
次第に迫ってくる。かなりの急こう配だ。これほどの急こう配とは思いもしなかった。
やっと登り切った。いや、歩き切ったというのが正解。
写真は登ってきた坂を見下ろしている。大変な急こう配の坂だ。
萩往還2014
駐車場が見える。千畳敷がこの上にある。海の見える場所が広いから千畳敷というらしい。
多くの観光客とランナーがソフトクリームを食べていた。ここのお店の名物、ランナーも必ず食べるのだそうだがそうとは知らずCPのパンチもそこそこに、駐車場のトイレに寄り近くにあった自販機でコーラを買い飲み干した。


外は真っ暗やみの中、交差点まで下りが続く。
十字路を右折するが走っているときはT字路とばっかり思っていた。
少し行くと橋、両側に欄干が続く。渡りながら右側を見るとダム湖らしきもの。
でも判然としない。何人かのライトの行列が適当な間隔をおいて続く。

しばらく行ったところで62kmか63km地点か、三宅さんに追いついた。
ここから俵山温泉を通り砂利ケ峠(じゃりがたおと読むらしい)を登り、下って大坊ダムの近くまで15kmぐらい一緒に走った。この間はとても楽しく調子よく走れ、大坊ダムのところでは大分の片山さんがエイドカフェを開いてくれていた。時間は3時過ぎだったと思う。
給水をしてスタートしたが少し行ったところで三宅さんに変調が、胃の調子が悪くなったようだ。少し歩くが状況に変化はない。たまらず持っているガスター10を飲む。
先に行ってくれというのでじゃあと声をかけ先に進んだ。

この付近は最近できた道路のようで舗装も新しく歩道も幅が広い。暗くても走るのは比較的楽だった。ところがそこに落とし穴があるとは。
左側の斜面から転げ落ちたのだろう、こぶし大の石がところどころにある。
そのひとつを左足で踏んでしまった。当然左側に足を捻ってしまう。転倒はしなかったがズキッという感触と痛みがある。普段でも時々こういうことはあり直ぐに痛みは消えるものだが今回は消えない。鈍痛だが着地の度に痛みを感じる。このまま走れるだろうかあと170km持つのだろうかと不安がよぎる。でも次第に痛みを感じる間隔が長くなってきた。
そのうち忘れてしまい結果としてはそれほどの支障はなかったことになる。
でも今度は右側のろっ骨の下が痛くなっている。20km付近から痛み出した。ザックのクロスしているところが当たるのだ。最初は飲み干した「いろはす」のペットボトルを潰して痛むところに挟んでいたが次第に効果が薄れてくる。絞れるボトルだったのがよかったのだが、それももう限界だ。今度はタオルを当ててみる。いくらかいいようだ。

平坦路に出ると遠くに明かりが見えてきた。
新大坊エイドのようだ。
次第に近づいてくる、右折し橋を渡り直ぐ左折、建物沿いに進むとエイドに到着する。
トイレに寄り顔を洗う。もうすぐ夜が明ける。このエイドではコーラを飲みアンパンを食べたような気がするが覚えていない。
80km地点、ここから油谷中学校に向かうが反対側からランナーが向かってくる。
ここは折り返しのエイドではないのにかなりの数のランナーとすれ違う。
あとから分かったが彼らは右折すべきポイントを間違ってそのまま直進したのだ。
厳密に言うとコースアウト。(笑)
ここからは微妙な上りが続く、少しずつ明るくなってきて忍者姿のランナーとしばらく併走し雑談した。小江戸大江戸でも見かけた姿だったので聞くとやはり走っていた。
油谷大橋を渡る手前でまた一人旅になった。あと5kmぐらいで油谷中学校だがアップダウンが続き上りは歩く。ようやく誘導案内の人が見えてきた。その人から「ここが食堂だよ。行きでも帰りでもどちらで食べてもいいよ」と言われたが、「帰りにします」と返答しそのまま油谷中学校へ。2~300mだろうか。走って中学校の中に飛び込んだ。タイムを記録し2回目のチェックライターをパンチし預けていた荷物を受け取る。近くの階段に腰を掛け入れておいたスーパーヴァームを取り出し飲む。10分ぐらいで腰を上げ海湧食堂へ向かう。
ドアを開け食堂に入り椅子に座る。5~6人いたがほとんどが常連の様子、ボランティアと会話している内容が今年はどうだというようなものだからそう思った。
食事をさっさと済ませ正面の道路に飛び出す。
次は俵島一周約30kmの旅だ。



油谷湾をずっと左に見てアップダウンの続く道を進む。中にはストックを持っているランナーもいる。ここまでは特にストックの必要性は感じない。
92kmを過ぎたところで何回目か分からないが昨年も完踏したランナーと一緒になった。前にいるランナーが久津港のところを直進したのだが、一緒のランナーはコースが違うと言い始め左折しないとコースアウトだという。そう言い張るのでその通り進んだが変だ。
後ろを振り返ると全員直進している。直進すると郵便局はないと一緒のランナーは言う。
これもあとから分かったことだが、彼はその手前の分岐で左折したことを忘れていたらしい。すでに左折しているのにもう一度左折したのだ。4~500m戻り元のコースに復帰し10分程度のロスで済んだ。
93kmの手前にこちらに向かい左折の矢印、反対側からランナーが来る。すでに油谷島を一周してきたランナーだ。彼らとは10km差、時間にすると2時間か。そんなことを考えながら先に進み港に出る。