スタート時の服装は、ファイントラックの半袖インナー、
その上にザムストのロングT シャツ、そしてバイクジャ
ージの半袖を着用。
下はCW-Xジェネレータで上にクオーターパンツ、ソ
ックスはRXLのトレイル用、シューズはNB1040。
ザックはネイサン、ハイドレは持たずにYurenikuiのウエ
ストバッグにOS-1を差し込んだ。前面のポケットには
携帯電話と補給食のジェルを詰め込んだ。
このネイサンのザックが後々えらいことになっていくとは
このときは想像だにしなかった。

三宅さんと工藤さん。
三人で同じ第1ウェーブからスタートした。
でもすぐに離れ離れ、最初の交差点の信号待ちでは二人とも
もういなかった。


瑠璃光寺を出て右折し山口駅方向に向かう。
ところどころで信号待ちをしながら山口駅前を通過し
今度は左折し山口線の跨線橋を渡る。
このあたりは昨年走った140kmと同じコースだ。
矢原河川公園、140kmは途中で折り返すが250kmはこの
まま直進する。

自分の走りも順調、富士五湖の時のように息は上がらない。
気温が高いせいもあるが体調もまずまずの状態だからだろう。
そろそろ暗くなり始める。仙台ならもうすでに真っ暗だが
19時半ごろまでライトはいらなかった。



8kmぐらいのところでスーッと抜いていくランナーが。
吉田王子だ。
まだ19時、ということはほぼ倍の速度で走っている。
声をかけると軽く手を挙げて応じてくれた。
豊田湖には10時ぐらいに着いたらしい。
恐るべしスピードだ。


最初のエイド、上郷駅前エイドに到着。
ほぼ集団走なので迷うことは全くなかった。
水だけ補給しすぐ走り始める。

上り勾配が続く。
二本木峠までは結構な勾配だ。
ほどなく登り切り今度は下る。
湯ノ口エイド到着。
真っ暗闇の中、補給をせずにそのまま通過した。

6km先が下郷駐輪場エイド、この間は間隔が短い。
ここからまた自転車専用道路に入る。
美祢高校エイドを通過、30kmを過ぎた。
ここから次の西寺交差点までは約14kmある。
ここは少し長く感じた。

ようやく西寺交差点エイド、ガソリンスタンドだ。
ここで給食と給水、少し休んだ。
10分ぐらいかと思ったが、いや20分近くになったようだ。
大勢のランナーがいたので安心感もあったからかもしれない。
紙コップのそうめんをすすりスタートした。
自分の位置は全く分からない。速いのか遅いのかも分からない。
ここまで約5時間経過している。
道路を横断歩道で横切り細くなった道を進む。
蛍の光のように点滅ライトが続いている。
聞こえるのはカエルの大合唱。すさまじいほどの音量で鳴いている。
鳴き声が聞こえなくなると両側は林、山道を登っているのだろう。
上りはほぼ歩く、抜いたり抜かれたりでしばらく行くと豊田湖への道路標識が見える。



もうすぐ豊田湖、時計は午前1時を回った。
右折すると降りてくるランナーとすれ違う。
ほどなくエイド、手前のトイレに寄ってからエイドに入る。
まずCP1のパンチをし中で記帳する。
ここは係りの人がいてゼッケンを確認しタイムを記入してくれた。
お腹はあまり空いていない。
西寺エイドのそうめんとコーラの給水が効いているのだろうか。
ここはうどんとオニギリ2個。
でも熱くてうどんが食べられない。
オニギリ1個をうどんに入れて食べようとしたがそれでも熱い。
結局、ほとんど食べずにエイドを後にした。


3日午前1時25分外に出て下りをT字路に向かう。
次のCP2は旧油谷中学校だ。
5月1日(金)仙台空港を8時30分に離陸し一路福岡空港に向かった。
機内は満員、GW後半の幕開けにふさわしい混雑、着陸後の荷物受取も出てくるのに時間がかかった。
地下鉄で博多駅へ、今はSuicaが使えるので便利になっている。
10時40分ぐらいに博多に到着。
昼食を食べてから山口に向かおうと決め博多シティビルの10階にあるレストラン街へ。
博多ラーメンをと思ったがまだ開いていない。
「天串 魚串 ひさご」が開いていたのでここに決めた。
食事を終え新幹線ホームへ向かう。
九州新幹線のさくらが停車していた。JR九州の車両はゆとりがありデザインも優れている。
クルーズトレインななつ星in九州の人気を見てもお分かりの通り。
乗ったのもさくらだがJR西日本の車両は全く違っていた。
N700系と全く同じで機能性を重視した車両だ。
新山口まではおよそ40分、あっという間に到着した。
新山口で山口線に乗り換え山口をめざす。
1970年に大阪万博が開催されたときに大阪から寝台列車で湯田温泉に来たのだが、
当時は小郡駅という名称だった。
駅の案内にその後、新山口と改称したと記載があった。
今度は在来線で山口へ、これも30分ほどで到着した。
降りた中に萩往還に参加すると思われる服装の人も何人かいる。
ホテルまで歩いて10分ぐらいか。
ほどなく到着しチェックインする。

携帯が鳴った。
岡山の三宅さんからだった。
車で向かっているとのことで夕方17時過ぎには到着するようだ。
19時ぐらいに夕飯を一緒にする約束をして電話を切った。

早目に到着したということで三宅さんが迎えに来てくれた。
三宅さんの宿は湯田温泉のきらく、なぜかWの部屋と笑っていた。
夕食は湯田温泉の居酒屋で、大阪の植松さんも一緒。
植松さんは萩往還のベテランランナー、スパルタスロンにも出場している。
食事をしながら250kmの完踏ポイントを教えてもらう。
彼は36時間での完踏を目標に遅くても40時間でゴールしたいと言っていた。
話を聞いているうちに時間内完踏が難しいのではないかと不安が横切る。
どうしてもキロ8分程度でしか走れない。
第一関門の豊田湖畔まで約60km、7時間から8時間かかる。
するとここへの到着は午前2時前後になるが、地図を見ると結構な上りがあり大丈夫かと心配になってきた。

一昨年の覇者、吉田隆太君がやってきた。
昨年はけがのために応援に回り、今年は優勝を狙っている。
30時間を切ってゴール、一昨年の優勝タイムが28時間、今年はそれの更新に挑戦するのだ。
速いランナーの中にはゴール後に、6時スタートの70kmに再挑戦する猛者もいる。
320kmのレースに挑むのだ。恐ろしい限り。(汗)

ホテルに戻り明日の準備、最後まで悩んだのが寒さ対策。
これでザックの大きさが決まる。
油谷中学校へと宗頭文化センターに送る荷物を分け就寝。

11時にホテルをチェックアウト、図書館駐車場の三宅さんのところへ向かう。
荷物を置いて受付に。
受付はすべての種目が今日から。250kmは前日に準備ができないのが難点。
でもまだスタートまでは時間があり準備には問題はない。
準備を終え昼飯を近くのランチをやっている店に行くと、宮城UMC の佐藤さんと一緒になった。
彼は夜行バスで東京に出て新幹線で来た。
帰りもゴール後は新幹線で逆を辿るとのこと。宿泊は夜行バスの2泊だけ。
0泊5日のワールドカップ弾丸ツアーのようだ。

13時からのセミナー、引き続いての説明会に出席し注意点を頭に叩き込む。
250kmはCPが13ヶ所ある。
1ヶ所でも漏れると完踏が認められず失格になる。後半は朦朧となって押し忘れるのが心配。
過去に失敗したランナーが何人もいるらしい。

そうこうしているうちに次第に時間が迫ってくる。
三宅さんとスタート地点に向かい早くもスタートゾーンの前の方に陣取った。
宮城UMCの工藤さんも一緒になった。
スタートはウエーブスタートで50人づつ3分おきにスタートする。
500人が走ると最後尾では30分のハンデを背負ってしまう。
ネットタイムは考慮されるが関門時刻には一切考慮されない。
従って関門ギリギリ通過を避けるためにはできるだけタイムをロスしないようにしたい。
18時になった第1ウエーブでスタートした。
昨年に引き続きの参加。
今年はメインの250km、制限時間48時間という0泊3日の旅になる。
参加申し込みは昨年の8月、昨今のウルトラブームでリピーターや140kmの完踏者ですぐ一杯になりネット申し込みは事実上不可能になった。

仙台からスタート地点の山口市瑠璃光寺に行くには新幹線乗り継ぎか、羽田からの飛行機が一般的な方法である。
昨年の場合は、新幹線で東京まで行き羽田から山口宇部空港、そこから乗り合いタクシーで山口市に入った。
でもこのルートだと交通費がかなりの高額になる。羽田からはANAかJALしか飛んでいないので早割でもあまり安くはない。乗り合いタクシーを含め片道で3万円はかかった。
これに二泊分のホテル代がプラスされるのだから大変、そこでもっと安く行ける方法を探すことにした。
乗り換え案内で検索しても条件が最短距離と最短時間では、夜行列車か夜行バスぐらいしか出てこない。
そこで思いついたのが福岡空港、山口県と福岡県は隣り合わせだ。博多から新幹線なら40分で新山口に着く。福岡空港には仙台空港からダイレクトに飛べ、しかもスカイマークが飛んでいる。早速、調べると5月1日は11500円が確保できた。帰りの5日は少し時間が早いが15500円、GWなのでこれでもANAやJALより安い。新幹線往復11000円を加えて38000円だ。昨年より大幅なコストダウンに成功した。
ホテルは昨年と同じサンルート国際ホテル山口、私にはスタート・ゴールに近いことが一番、歩いてでも行ける。
多くの参加者は湯田温泉に宿泊しているが、ゴール後の温泉も魅力の一つだからそれぞれの選択基準で決めていいと思う。

その2に続く