リーダーシップ、行動心理学を研究されている池田貴将さんは
著者「図解 モチベーション大百科」でご自身が「やらなきゃ」という
ストレスに大変弱いこと、「やらなきゃ」を「やりたい」という気持ちに
変わるまでいろいろ手を尽くすことでやる気がある状態でいつづけ
られるようになったそうです。
「やらない」より「やる」という選択肢を選び続けるには
♦︎やらない、という選択肢を減らすとうまくいく
♦︎やらないと痛みを感じる、やると快感を得られる
♦︎身体をやる姿勢にすることでうまくいく
などのいろいろな法則を頭に入れて
やった方がいいけどやりたくないを→今より前にすすみたいからやるしかない
に変えていけたそうです。
人を動かす、人を育てる、目標を設定するなどいろいろなモチベーションに
ついて書かれていますが、その中から自己管理について実験結果とともに
ご紹介します。
【意思の消耗】
お腹を減らした学生たちに、難しいパズルに挑戦してもらう
Aチームはチョコレート3個
Bチームは生のラディッシユ3個を与えた結果、Bのほうがパズルを解くことを
早くあきらめ、疲労感も強くなった。
ストレスがかかると自制心を消耗し、我慢することが困難になるという結果がでました。
ひとはやらなきゃ、こうしよう、と決意するたびに自制心を使います。
起床時にマックスの自制心は仕事で発言したり、昼にランチをえらんだり、
人前で気を使ったりして消耗し、夜にはほとんどなくなります。
睡眠によって回復しますが、日中に使いすぎると睡眠だけでは戻らず、判断を間違える
ようになります。
頑張りすぎは自分にもまわりにも迷惑をかける恐れがあります。
頑張ろうと思った時点でやめたほうがいいと池田さんはいわれています。
頑張ろうと思えば思うほどやりたくない、という感情が強まるのだそうてす。
【パワーポーズ】
Aチームは偉そうなポーズをとり、手を頭の、後ろに回し、足をデスクの上にのせてすわってもらう
Bチームは手を膝の上にのせ、肩をすぼめて背中を丸めてすわってもらう
結果Aはテストテロン(男性ホルモンの一種 競争心、病気対応力、リーダーシップ能力が上がる)が
上昇し、コルチゾール(ストレスを受けると分泌量が増える)が減った
Bはテストテロン値が下降し、コルチゾールが増加し、緊張感が強くなり、無力感が増えた。
気分が姿勢に影響を与えるだけでなく、姿勢も気分に影響を与えることがわかりました。
姿勢をよくするだけで元気でいられる時間が長くなります。
疲れているときほど動作を大きく、ゆっくり、呼吸を深くしましょう。
より良い状態で仕事や生活をする上で必要な自己管理には
・ステートマネジメント(状態管理)
・エネルギーマネジメント(健康管理)
・ステートマネジメント(時間管理)
の3つがあります。
ステートマネジメントは自分の感情を最適化するための工夫です。
感情も筋肉のように適切な負荷をかけることによって鍛えられます。
感情は意識、言葉、身体によって作られます。
たとえば初めての仕事をするとき難しさに目を向けると挫折しやすくなりますが、
やりとげた達成感に意識を向けるとやりける可能性が高くなります。
言葉は口に出すものだけでなく、頭の中で考えている言葉も含まれます。
望む結果を具体的に表現することでポジティブな感情に変わります。
「なるべく早く終わらせる」より
「予定より10分早く終わらせる」と考えることです。
身体は動きだけでなく、表情、姿勢、呼吸も感情に影響を与えることは
パワーポーズの実験でもわかります。
よい表情、よい姿勢、よい呼吸がよい感情を作ります。
エネルギーマネジメントには柔軟性が大事だと考えられています。
ストレッチの長さではなく頻度を上げることで身体が自然に運動できるようになり、
脳は深く眠ることができます。
タイムマネジメントは毎日やることをリスト化することです。大きな仕事ほど細かく
作業を分けて、自制心がある午前中にやります。
やらされている感を出さないために終わりそうな時間よりも長く終了予定を設定します。
人生がどうなるかはモチベーションとのつきあい方次第
誰とどこでなにをしたいのか、その気さえあればなんでもできると
池田さんは言われています。
ダラダラしたり、迷ったりした時、少し視点を変えてみると新しい方向が
見えてくるのではないでしょうか?
完全予約制 (全個室)
10:00~22:00 水・土は15:00まで
休日・時間外はお尋ねください。
TEL 072-682-0538
〒569-1117 高槻市天神町1-3-19-103
☆電車 JR「高槻駅」北口より北へ徒歩6分
☆駐車場 当院裏。ご予約時お申し付けください。
