こんにちは、毎日個別塾5-Days五日市教室です。
教室に飾っている花が、暑さのせいか枯れる速度が速くて驚いています。
水の減り方も激しいし、そういったことを子どもたちとお話しするのも楽しいですね。
身近でそういう経験をするのはいいことかもしれません。
さて、携帯電話、というのはもう古いのか?!
最近ではスマートフォンを中学生はおろか、小学生まで持っています。
ガラケーの生徒もいますが、そういった場合はタブレットを持っており、スマホと同様のアプリなどもできるようですね。
私はスマートフォンに変えて後悔しているくちなので、ゲームやアプリなんてやらないので詳しくはわからないのですが。
スマホやタブレットをいじるのに一生懸命で、勉強に身が入らない生徒も多いみたいですね。
暇があればアプリで遊んだり、ラインをしたり。
寝不足だという生徒の事情を聞くと、大抵がそういったケースです。
中には勉強をしていてという生徒も多いです。
中1、中2はスマホで寝不足、中3は課題や勉強に追われている印象があります。
ここでふたつ、ある生徒たちが言ったことを掲載します。
寝不足の中学生Aくん(中3)
「昨日は単元テストに向けて勉強していて遅くなって眠いです。」
「僕は中学の間はガラケーでいいです。スマホを持っている友達を見たら、勉強しなくなりそうで怖いんで。」
寝不足の中学生Bくん(中1)
「忙しくて課題できなかった。がんばってやろうとして起きていたから眠い」
「スマホがほしい!親のスマホで遊んでいたら自由にできないから」
学年の違い、なのでしょうか。
もともとの意識のちがいなのでしょうか。
Aくんは塾に入ってから懸命に取り組み諦めることなくコツコツ取り組める子です。
その成果か、苦手科目だった英語で、教室内で2位の成績にまで上り詰めました。
Bくんは勉強の習慣がなかった中、毎日通えている時点で努力している、と思っていたのですが、寝不足の原因がスマホだったのです。
その結果、提出すべきものは出さず、覚えるべき塾からの課題もおざなりになっていたのです。
二人のちがいは何か。
「我慢する力」ではないでしょうか。
あるアメリカの研究で、子どもの前にお菓子を置いて、15分食べることを我慢できたら、もう一つお菓子をあげると約束し子どもを一人にします。
実験で我慢できた子どもはわずか1/3~1/4・・・。
追跡調査で、20代の彼らを調べたところ、我慢できた子どもたちは有名な大学を卒業し安定した職を得ていたが、我慢できなかった子どもたちは低所得で生活にも困窮している人たちが多かったそうです。
(テレビで放送されているのを2回ほど見たので、有名な話しだと思います)
要は欲望をコントロールし、我慢できるかということ。
先に得られる利益を見越して、今を行動できるかということ。
私は、子どもたちが勉強を課せられているのはこの「我慢」を覚えるためではないかと常々考えています。
好きな科目嫌いな科目、あって当然です。
大人ならわかると思いますが、好きなことばかりで生きていけるほど世の中は甘くないですよね。
苦手なこと、いやなことでも最低限のことはやらないとお給料はもらえないですし、社会的に評価されることはありません。
その最低限の一つが、忘れ物をしないだとか、提出期限を守る、遅刻しない、宿題をやる、などといった児童や生徒にとって日常的なことなのでしょうね。
生活態度が気になる、成績が上がらないことへの対処として、こういった基本的なことを徹底して取り組ませ、出来たときにしっかり認めてあげることも大切なのかもしれません。
大人にとっては当たり前でも子どもは褒めてほしいのです。