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メタフィジカルコンサルタント三岬 奈央オフィシャルブログ

インド占星術・シヴァの葉・天文地理術を活用して運命をコントロールするメタフィジカルコンサルタント三岬 奈央の公式ブログです。


所は、翁が行方不明になった地区とは
まったく かけ離れた遠い地域。


午後、畑で農作業をしていた男性が
杖をついて歩いている老人を見かける。


この辺では見かけない顔。


気にはなったが、
散歩でもしているのかとやり過ごした。


夕方、暗くなってきたので
帰宅準備をしていたら、昼に見た老人が
まだ畑の周囲でウロウロしている。


おかしい・・・


   おじいさん、
   こんなところで何しているの?


声を掛けてみた。


「道に迷ってのぉ」


   やっぱり!


その後、
この男性の機転で事態は急展開する。


翁は自宅の電話番号を男性に伝えるも
気が動転していて間違い、いっこうにつながらない。


名前だけはナンとか言えたので
男性が警察に伝える。


と、現在進行形で
捜索隊が動いていることを知る。


その日の捜索が終わろうとする

まさに直前、地域に轟く


「保護されました!」


の放送に、200人が沸きあがった。


こういった地方での
地域単位のお知らせは、野良仕事に出ている
住民にも届くよう 外に設置されている
スピーカーから大音量で流される。


因みに


「保護されました」⇒ 生きて見つかった
「発見されました」⇒ 遺体で見つかった


という意味。


一報を聞き及んだ親族。

翁の息子の嫁が号泣し、その場に崩れた。


この嫁は、20年前に妻を亡くした翁の世話を
ずっと看てきた、いわゆる「他人」である。


ときには煙たい存在として翁に
辛く当たることもあったであろうが


まさかこんなカタチで突然いなくなるなんて
思いもよらなかったことだろう。


「後悔先に立たず」とはよく言ったもの。


ヒトは、準備のないまま、
突然起こる出来事に直面すると、
思考が停止してしまう。


このお嫁さんもきっと
そんな状態だったろう。


張りつめていた糸が切れたかのように
人目を憚(はばか)らず、泣きに泣いた。


             つづく・・・

天気のよかったその日、

自転車の修理に行くと出かけた翁。


しかして 途中の橋が、

運悪く工事中で通行止めになっていた。


いつもと違う道を迂回したのが運の尽き。
道に迷ってしまったらしい。


夜になっても帰らぬおじいちゃん。
いよいよ、捜索願いを警察に出すことに。


警察の指揮下で、消防署と連携する
捜索隊が結集され、夜通し体制となった。


まんじりともせぬ夜明けを迎えるKさんの下に、

朝になってもそれらしい報告はなかった。


翌朝には、隣り町の消防団員まで含む
200人あまりの消防団が結集された。


さながら 今年最後と思われる
一大捜索網が張られた。


区民会館に大きく広げられた地図に
捜索区域を分け、結成された各チームが
場所を確認し、出動していく。


捜索は、丸一日かけて行われた。


地域の消防団員はサラリーマンなどで
通常は働いているモノたちである。


イザという時のために普段から消防団員として
地域ごとに訓練しているのは知っている。


しかし実際の現場で、シロウトの彼らに
一体なにができるというのか。


我われ女(おんな)子どもには想像もつかない。


地域の女性陣率いるKさん親族一同は、

ボランティアで結集された団員たちの
腹ごしらえのための炊き出しにオオワラワとなる。


夕方。
4時半ともなれば辺りは薄暗くなる。


一日目の捜索隊解散時刻が迫る。


これで見つからなければ、翌一日のみの
捜索で任務は終了となる。


集められた消防団員の中に、Kさんの友人・知人の
子どもさんや、捜索対象者の実孫もいた。


彼らは単なるボランティアとしてではなく、
我がコト同然である。


捜索を打ち切ることになったら、断腸の思いである。


そんな想いなどお構いなしに

時は刻々と過ぎゆく。

いったいおじいちゃんは今どこに。


              つづく・・・



「兄が行方不明になったの・・・」


    !


こう切り出したのは、わたしの
マンスリーコンサルを受けている女性Kさん。


きょうは今月の定期セッション日。


この方はセッション開始から
今月でちょうど10年目を迎える。


コンサルテーション“ひと区切り”という意味で、

彼女に基本的な天のルールを再認識してもらうべく
小一時間ほど力説してみた。


なぜなら、
現在すべての問題が解決し


幸福まっ只中の方だから


こういう「ぬるま湯」期間は
つい甘さが出て


「天のルール」も「感謝」も

忘れてしまいがちになるので。


はじめは

「いつもの話かと」聞き流すかのような態度だった彼女。


しかして 確信に迫る現実的な実話に及ぶと

神妙な顔つきになり


こちらの話しが終わるか終わらぬうちに
「実は・・・」と話し始めた。



コンサルテーションを始めた当初の

彼女の状況は


なかなか結婚しない娘と、

勉強しない末息子の大学受験を控えていた。


その上、夫が海外赴任。


主(あるじ)不在の家で、寝たきり義父の
介護をひとりでしていた。


当時の本人曰く、四重苦だったと。


これは一般基準からすると、中年期にあたる、

普通の環境である。


が、夫不在なるゆえに、「ちゃんとしなければ」

と気負うKさんからすれば、重圧この上なかった。


この状況を最上にすべく 必至に開運し
チャリティを怠らず、天のルールを取り入れていた。


紆余曲折ありながらも数年で滞りが相転移し、

いっぺんにすべてが解決した。


そのときの彼女のひと言


「まるで、ばら色の人生」


まさかまさか、自分の人生に

こんな穏やかな日々が訪れようなど

思ってもみなかった。


なによりも彼女の「マインドセット」
が完全に変化し


少々のことでは まったく動じなくなった。


それからは、「道」から外れぬよう
常に自身の行為を慎重に観察し


周囲に起こる「徴(しるし)」をしっかり
分析できるようになっていた。


この時点で、たいていの方は

コンサルテーションを終了する。


しかして彼女は、次のステップに
移行したいからと、そのままセッションを継続させた。


そして、精神的ステージを上げるため
周囲が敬遠する区の民生委員を引き受けたり


友人からの相談に無心に応じるなど
心身の余裕がでてきた。


そう、

自身の問題解決のあと、つまり幸福を手に入れた暁に

有頂天になるのではなく、利他に生きていた。


そんな折、兄の失踪事件は起こった。


ときは12月初旬。
極寒の長野。


パートの仕事から自宅に戻った
兄の息子の嫁から、Kさんに連絡があった。


「おじいちゃんが、帰ってこないの・・・」


朝、10時に家を出たまま夕方になっても
帰宅していない。


車の運転ができない齢80才の翁は

自転車を常用する。


冬至を迎える前の夕方のこの時期

外は真っ暗闇である。


コトの重大さに、家族中 騒然となった。


              つづく・・・