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マイケル・ジャクソンの主治医
コンラッド・マレー氏に有罪判決
マレー医師は、懲役と医師免許の剥奪だけでなく
史上最も偉大なスター「キング」を死なせた男として
全世界に記憶されることとなってしまった。
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事実はどうであれ、運の悪い医師であることは確かだ。
いままでマイケル氏に貢献してきたことのほうが多いはず。
この記事を読み、5、6世紀の日本を思い出した。
平安時代から戦国時代にかけては、皇族も、貴族も、
武士も多くの財産を密教僧に捧げ、加持祈祷を頼んだ。
なぜなら、自分の力ではどうにもならないから。
たとえば
人の運命といったものについて願いを叶えてもらう場合、
自分で祈るより、密教僧に祈ってもらったほうが
効果があると、多くの人びとは考えていた。
ただし、彼らも僧に願えばなんでも成就するとまでは
考えてはいなかった。
努力してもダメなときは「運命」だとあきらめた。
たとえば、ある天皇が病気にかかるたびに
延命の祈祷を行ったとする。
祈祷をしても、
その人物が永遠に生きられるわけではない。
いつかは死ぬ。
僧侶の働きで死者が安らかにあの世に旅立つので
あればそれで「よし」とされたが、たまたま天皇の
寿命が尽きるときに「延命祈願」を命じられた
僧侶は、面目を失うことになる。
そこで密教層たちは、占星術によって、
祈願を依頼した者の運の流れを知ることにした。
そして、効果がありそうなときにのみ依頼を受け、
祈祷してもムダだと思われる場合は、依頼を断ったのだと。
彼らが用いた占術の多くは「宿曜経」。
つまり、インド占星術でいう「ナクシャトラ」である。
セイロン(スリランカ)の仏僧不空(ふくう)が
まとめたもので、空海が日本に持ち込んでいる。
正式名は;
『文殊師利菩薩及諸仙諸説吉凶時日善悪宿曜経』
意味は;
文殊菩薩(マンジュシュリー)と諸々の仙人たちが
日時の吉凶を考察した諸説、宿曜経だよ。
つまり、菩薩様が作ったものらしい。
人の運命、ましてや生死などは、
人智では与(あずか)り知れぬ奥深さがあるというもの。
現代では、こうした人為的裁判でその真偽を問う。
神の領域に穢れ多き俗人が土足で
踏み入れているように思えてならない。
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☆ファイブカラー☆
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