応援されない人は、自分ができない、と思うとノーと言ってしまいます。
応援される人は、イエスと言ってから、方法を考えます。
応援されない人は、今まで自分がしてきた経験から、
できないのではないか、と思ったことに関しては、すぐにノーと答えてしまいます。
応援される人にとっては、過去は関係ありません。
まずは、イエスと答えて、それから方法を考えていきます。
できない理由は、すぐに見つかります。
できる方法を考えるのには、頭を使います。
すぐに見つけたできない理由を言い訳にして、
この先もずっと生きていきますか。
それよりも、どうやったらできるか、
できるようになる方法を考えた方が楽しいと思いませんか。
ここで、質問です。
あなたの部屋に赤いモノはいくつありますか。
部屋の中を見ないで答えてみてください。
いくつ思い浮かびましたか。
それでは、実際には赤いものがいくつあるか確認してみてください。
おそらく、最初に思い浮かんだ数よりも多くのものがあるのではないかと思います。
どういうことかというと、
人間は膨大な量の情報社会の中で生きているので、
自分に必要のない情報は、あえて意識しないようにできているのです。
すべての情報が、自分の頭の中に入ってきたら、
処理しきれなくなってしまうからです。
でも、反対に意識した情報は、
目に飛び込んでくるようにできているのです。
ある時、私は何か習い事がしたいなぁと思いました。
そうしたら、たまたま車を運転している時に、
「お菓子教室は、こちら」という看板を見つけました。
それまで、その道を何回も通っていたのに、
意識するまでは全く目に入らなかった看板です。
そして、そのまま道を曲がり、
そのお菓子教室をしているお菓子屋さんに辿り着きました。
初めて入ったお菓子屋さんです。
ショーウインドーにケーキが並んでいますが、
初めてのお店なので、そのケーキが美味しいのかどうかさえわかりません。
ただ、お菓子教室を併設している、ということがわかっているだけです。
お店の人に教室のことについて質問すると、
次回の募集では、平日の午後のクラスが空いているとのことでした。
当時、子供が幼稚園に通っていたので、
子供が帰ってくる時間には、幼稚園に迎えに行かなければいけませんでした。
延長保育もあったのですが、我が家の子供達は嫌がっていたので、
どうしても決まった時間に幼稚園に行かなければなりません。
教室でレッスンを受けていると、お迎えの時間には、間に合いません。
でも、私は習いたい、と思ったので、その場で申し込んできました。
何とかなる、と思ったからです。
家に帰ってから、なんとかする方法を考えました。
そして、結果として、私は月に一回お菓子教室に通うことができました。
そこで、ケーキを買って美味しかったら習おう、とか、
お迎えを誰かに頼むことができそうだったら申込みをしよう、と考えて、
申し込みをしないで帰ってきたら、どうでしょう。
もしかしたら、他の人が申し込んで定員オーバーになっていたかもしれません。
それに、やっぱりできない理由を並べ立てて、諦めていたかもしれません。
そしたら、せっかくやりたい、と思ったチャンスも逃してしまいます。
ですから、先にやろうと決めること。
私には、これができるはずだ、どうやったらできるだろう、
と考えていると必ず良い方法が思い浮かびます。
方法さえ思い浮かべば、あとは実行するだけです。
あの人を応援する方法も必ず見つかります。
いつもイエスと言ってみましょう。