おはようございます! 川江です。
7月19日(土)出題の下記問題の解答解説です。
問題をふりかえってみましょう。
「問:上の図の△ABCは、ABの長さとACの長さが等しい二等辺三角形です。また、DAとDCとBCの長さも等しくなっています。このときの あ の角の大きさ( あ の角度)を求めなさい。」
という問題でした。
この問題をめぐって(?)あるご家庭でこんなやりとりが(笑)
子:「この問題、どの角の角度も何度か書いてない?ホントに解けるの?」
(ここで、数学が得意だった(?)お父さん登場!)
父:「さーどいたどいた!、数学なら任せなさい! 」
母:「(内心の声)ほんとに!週に1回だけ、子供の相手して、いいところだけしか見せようとしないんだから、ほんと ずるいわね 」
父:「(なにやら視線を感じるが )ええっと 上の図で
DA=DCだから、(長さが等しいから)
△DACも二等辺三角形だな。
二等辺三角形には2辺の長さが等しいということのほかに、
二つの底角が等しいという特徴があったよね。
おほんおほん! だから、
∠DAC=∠DCAになるよね。」
(まわりの反応におかまいなしに説明を続ける父)
「次に、∠BDCの角度(角の大きさ)だけど、
外角の定理から、
∠BDC=∠DAC+∠DCA となる、
すなわち、
∠BDCの大きさは あ の角2つ分の大きさになるよね。」
「さらに、△CDBも二等辺三角形だから、
∠BDC=∠DBCだよね。
当然、∠DBCも あ の角2つ分の大きさになるんだよ」
「∠DBCは、二等辺三角形ABCの底角でもあるから、(∠DBC=)∠ABC=∠ACB だ。ということは、
∠ABCも∠ACBも それぞれ、あ の角2つ分の大きさだから、
二等辺三角形ABCの内角の和、
すなわち、
内角の大きさの合計は、あ の角5つ分の大きさになるんだ。
三角形の内角の和は 180° だから、5で割れば、あ の角度(角の大きさ)が出るよね」
「答えは 36°だ! 」
母:「あなた うちの子、小学生なのよ! はっきりとは知らないけれど、外角の定理なんか習ってないんじゃないの?。」
父:「なんだとう? よぉっし、それならばだな! △ABCと△CDBは、∠ACB=∠CBD の、二等辺三角形同士!
ということは、二等辺三角形は底角の大きさが同じだから、この2つの三角形は2角の大きさが等しくなり、相似の関係にあるんだ! ということは、∠BAC=∠DCB で この2つの角の大きさ(角度)は あ の大きさになる。
で、△DACも二等辺三角形だから、
∠D(B)AC=∠ACBになる。ということは、
∠ACBは、あ の大きさの2倍になる。
ということ(∠ACB=∠ABC)で、△ABCの内角の和は、あ が5つ分ということになるから、やっぱり、180÷5で あ の角の大きさ(角度)が求められるよ! えへん」
母:「もう、あなた 相似も中学校で習うのよ。」
父:「なぬ? なぬぅ?」
川江:「お父様の旗色が悪くなってきたところで 次回に続きます。また、お父様の説明が正しいかどうかも考えてくださいね。」
生徒1号:「ひっぱりすぎですよ」
川江:「ギャフン 」
次回、「算数の問題でもあり、数学の問題でもありますの解答解説2へ!