政府が指定する退避エリアについて、本当に正しいのか?という声があると思います。

////
在日米大使館が日本に滞在している米国人に福島第一原発から80キロ圏内からの退避を勧告したことについて、小林英男・横浜国立大客員教授は「80キロという数字に根拠はないと思う。おそらく、米国側の通信手段や交通手段が管理できる範囲内、ということではないか」と述べ、直接の健康影響だけでなく、経済活動などの社会的影響を考慮に入れたものだと指摘する。
日本は20キロ圏内から退避、20~30キロ圏内は自宅待機だ。
宮崎慶次・大阪大名誉教授(原子炉工学)は「スリーマイル島の事故の際は、10マイル(約16キロ)の退避だった。日本はこれを参考に判断していると思う」と話す。
風が無く、漏れた放射能が原発の上空に滞ると具合が悪いが、日本の地形を考えると、原発の西側に山があり、そこから風が吹き下ろしてほとんど海に流れる。「80キロも離れる必要は無いと思う。参考程度に聞いておけばよいだろう」と話している。
/////
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170183.html


米国が半径80キロ範囲の退避を勧告したことや、昨日、自衛隊と保安院が福島原発から50キロの範囲に退避したことが原因です。
また不安をあおる要因の1つに、放射線量を測定するガイガーカウンターが東京日野市で測定メモリーを「振り切れた」ことも混乱に拍車をかけているようです。


http://tokyogeiger.info/


しかし、このメモリーは100を超えても1マイクロシーベルトなので、問題ないのです。
10ミリシーベルト以上になったら、逃げるほうが良いと思います。
災害対処要員は、これまで100ミリシーベルトを限界としておりましたが、現在は、250に引き上げています。

アメリカ軍の行動も、基本的に軍とは独自で情報収集をして判断するものなのです。
そこで得た情報を他国の情報とすり合わせて妥当なラインに落とし込んでいきます。
なのでアメリカは前提として日本の情報は信用していないので、最悪パターンとして80キロ圏内を退避するように命じたと考えられます。
結論として、現在の日本の退避エリアの考え方は妥当です。
落ち着いて行動していれば良いのです。むやみな流言飛語に惑わされないようお願いします。