FacebookのSGコミュの写真に沢山コメントが付いているのを見た。
SGというのはSuicide Girlsというサイトのことで、ピアスやタトゥーをしている半裸や全裸、下着姿の個性的な女の子たちの写真やプロフィール、ブログのようなものを見ることができる。
アダルト系のものではない。
一枚の下着姿(水着姿?)の女の子の写真にある男性が「すごく太ってる」というコメントを残していた。
その反面、その女性の凹凸のある体やその女性を褒めるコメントも目に付いた。
ある女性が「とうとう(やっと)本物の女性!(が出てきた)」というコメントを残していた。
人々の残すコメントを読んでいくうちに、わたしは一人の女性のコメントに引き付けられ、納得、強く同意した。
「You know... you people yammering on about "REAL women" with "REAL bodies" and "REAL curves" are no better than the people saying she's too heavy. REAL women come in ALL shapes and sizes. Women without curves are no less real and no less womanly simply because they're skinny. Hips and tits are not the definition of femininity, just like being skinny is not the definition of beauty.」
簡単に訳すと、
「『リアルな女性』だとか『リアルな体』だとか『リアルな凹凸(カーブ・曲線)』だとか言ってる人たちも彼女のことを太ってるって言ってる人と変わりはない。
リアルな(本物・現実の)女性というものは色々な形やサイズをとるもの。
凹凸が無い女性がただ単に痩せているからといって女性らしさやリアルさに欠けているわけじゃない。
お尻や胸だけが女性らしさの定義ではない、ただ痩せているということが美しさの定義ではないのと同じようにね。」
一般的にファッションモデルや女優など最近では痩せている女性が多く、痩せている=きれいという風潮がある。
太っていると(ぽっちゃりめ)だと「ヤバい」、「女としてどうか」というような雰囲気すらある。
そして、丸みのある女性はというと丸みのある女性こそが女性本来の姿だというよなコマーシャルに乗っかり主張し始める。
DoveのReal Beauty Campaignの写真に写っている女性たちはみんな丸みを帯びた、ぽっちゃり目の体をしている。細い女性はいない。
勿論、企業は女性たちの目を自分たちのビジネスや商品に向けさせ、消費を促したい。
その為には標準的な、世の中に大勢いる女性の体形を強く肯定し多くの消費者のご機嫌をとりたいわけだ。世の中には自分の体形に満足している女性より劣等感を持っている女性の方が確実に多いわけだから、そういう女性たちに向け「あなたは美しいのですよ。丸みを帯びている女性こそ美しいのです。」というメッセージを発信する。
元々太りにくく細い人もいるのだし、ぽっちゃりした女性も太っている女性も痩せている女性も美しい人は美しい。健康であることが一番大事だとということを広めるのが一番理想的だし世の中がそうなっていけばいいなと考える。
しかし、細い女性は自分の体形を肯定するために逆の体形の女性を否定し、丸みを帯びた女性は自分たちの体形を否定されたくないがために自分たちのような女性こそ女性と主張しだす。
まるで有色人種の黄色のわたしたちと黒人の人たちが有色人種差別に共に立ち向かうのではなく、お互いどちらが上かとつつきあっているようなものだ。
ゲイとレズビアンがストレートの人々と同じ権利を共に主張するのではなく、脚を引っ張り合って自らの立場を他者よりよく見せようとしているようなものだ。
男性は度々、自分のことを棚に上げ勝手なことを口にする。
男性の意見は無視するにして、形が違うというだけで同じ女性同士で自己肯定の為に他者を否定するのはあまりにも悲しいではないか。
自分を肯定するために他を否定するのではなく、他人は他人で美しく、自分は自分で美しいとお互いを認めあってお互い美しいところを探しあって女性が生きていきやすい世界になればいいのに、そういう世界にしていければいいのにと思う。

