時期的には引用先でも書いた「神々の指紋」の次の作品で、神々の指紋の続編的位置付けとなっています。エッセンスを一言にまとめるなら、ピラミッドとそれを見守るスフィンクスは実際には紀元前1万500年頃に建造されたモノであるという主張です。
引用の感想文でも書いた様に、ハンコック氏自身にはやたら自分の仮説に突っ走る傾向も見られるのですがしかし、これらの本が執筆されて30年以上を経た現在では、多くが実証されているのも事実です。つまりピラミッドにまつわる建造物は今から1万2500年も前に造られたと見るのが正しい。
その思考に至るまでの検証は、ピラミッド内の通気口が実際にはただの通気口ではなく、天文学的に意味の有るカレンダーの機能を持っていた事から行っています。
実は私は当時嘆いていました。周りの人が結局これらの本を事を理解出来てないケースが多かったのです。しかし今読んでみてわかりました。その理由は理解するためにある程度以上の天文学の知識が必要だからだったみたいです。あと他に数学もかな。要するに世の中で難しいと言われてしまう科目です。
ただそうは言っても疑問は広がります。元天文少年の私は本からの知識と実際の観察からそういう理論を理解しました。しかしそれを古代の人達が理解するにはどうすればいいのでしょうか?
この書ではさらに踏み込んで歳差運動がポイントであるとしています。皆さん歳差運動は知っていますか?仮に知っていたとしてそれをふだん星を見ている中で意識した事有りますか?
これはそれだけ古代人の天文学に対する知識がすごかったという事でも有るし、ならいったいどうやって観測したのか?その観測にはどんな器具を使ったのかが問われるのです。残念ながらそれに対する回答は現時点では無い様です。
それが古代へのロマンとか、実は現在の人類を創出したのは宇宙人であるとかそういう話につながるのですが、それらを否定するにしても、まだ我々には知っている様でしらない事が多い、多過ぎるという事を認識させられました。



