【映画評】キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

さてAppleTVの次の視聴はこちらです。

 

 

これまた壮大なストーリーでまずは上映時間3時間半というのがかなり衝撃です。それで私にとってはおうち鑑賞が最適解となった訳ですね。実際ちょうど半分に区切って2日がかりで視聴しました。

 

公開時に調べて知ったのですが実話に基づくストーリーなのですね。今から100年前のアメリカでオセージ族と言われるインディアン(あえてこう書きますがネイティブアメリカンの事です)の居住地で石油が発掘され、一族はみんなお金持ちになった。しかしそうなるとその利権に群がる白人が寄って来る訳で、そういう輩による殺人事件のストーリーです。

 

ある種アメリカ版の時代劇なのでしょうが、そういう時空を超えたストーリーとして楽しめました。でも当方の好みとしてはやはり現代劇の方が好きですね。100年も前の事だと何だか現実味を感じられなくなってしまうのです。

 

それでこの映画について色々思った事を述べるとすると、私の世代にとっての大スターであるレオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロが共演しているというのが目に付きます。ただそこに時間の経過によるものを感じてしまいました。

 

ちょっとネガティブな言い方になるのですが、レオナルド・ディカプリオって若い時からふだんはかなり太っているので有名でした。それが映画の撮影になるとジムで完全に絞ってあの体型を得ていた。しかしさすがに今や中年になり中年の役をやるとなると、そこまでの無理は効かないのでしょうか。

 

それに対してこれまた役に応じて体型コントロールする事で有名だったロバート・デ・ニーロは、ここ最近はその年齢から来る風貌を逆に活かした渋い役をやってますね。少し前に視聴したマイ・インターンでの演技なんかでそれを強く感じました。そしてさらに歳を重ねたこの作品でまさに適役をこなしています。

 

ハリソン・フォードが最近、俳優という職業は年齢によってそれに合った役を演じられるので素晴らしい職業だと言ってましたが、この2人もハリソン・フォード同様にそれを実践していると言い切っていいでしょう。彼らの演技を観るだけでも心が満たされる、そんなタイプの映画でした。