【映画評】ベルリン天使の詩 | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

さて年末年始に期間限定でアマゾンプライム会員に復帰しましたが、当然期限ギリギリまでこれはと思った作品は観させて頂きますよ。という思いでまず引っかかったのがこの映画です。

 

 

公開当時にこれまた観たくてしょうがなかったのに貧乏暇無し(学校の勉強が忙しかったのです)学生の身分では願いかなわず、地上波で放送された事は有ったのかな?何となく概要を観た記憶は有るのに思い出せず。でも今きちんと観る事が出来るって素晴らしい。あらためてそういう現代社会に感謝なのです。

 

原題は"Wings of Desire" 欲望の翼!実は今回始めて知りました。映画自体はドイツ語なのでもう日本語字幕で観る以外の選択肢が無かったのですが、これまでそもそも原題を意識してなかった。

 

ストーリーは当時のベルリンに天使が舞い降りて人間の社会を見物している中でサーカスの女性に恋をする。そして堕ちる。画像は大半がモノクロで一部カラーなのですがその使い分けが(ネタバレになるのであえて詳細書きませんが)巧みです。

 

だから短評にも書いた刑事コロンボのピーター・フォークが本人役、いや実は、、、という形で出演しているのも面白いと感じるのです。

 

ところで私は元々の状態で観た事が無かったのですが今回は4Kレストアされた作品を視聴しています。若い人がこれを初めて観たら、当時フィルムで撮影されたモノがこうして現代の技術で再び息を吹き返したという部分はわかりにくいかもしれませんね。実は観て無くても当時を知っている身としては、画像の鮮明度が高くなり過ぎて、もしかして俳優さんの肌の状態とかが強調され過ぎた様にも感じてしまいました。ここらへんはぜひ、旧版を視聴した方からの感想もお聞きしたいところです。

 

それはそうとしても、この様な作品をおうち視聴出来る現代社会って本当に素晴らしいと再認識した次第です。