弱者の不確定性原理 | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

これは私自身がここ30年くらいリアルで言い続けている事なのですが中々広まらないので?いい機会だしきちんと書こうと思います。

 

いい機会と言うのはこのところ自称弱者があまりに幅を利かせて不当な利益を得る事が多い、多過ぎるからです。私にとっては昨年の言葉として一番選ばれるべきだった「公金チューチュー」がいい例でしょう(いったい何故この言葉が選ばれなかったのか?ネット専用用語でもないのに?)。

 

それではなぜそんな事が起こるのか、それが標題の「弱者の不確定原理」なのです。

 

不確定性原理とは何か?文系の人にはなじみが無いかもしれません、いや理系でも実は知らない人が多くいます。簡単に言うと量子力学の世界の言葉なのですが(この時点で着いて行けないという人が多いのですが、そんなに難しくないので読んでください)、我々の世界の根本の部分では位置と運動量(速度とほぼ同等です)を同時に知る事は出来ないという理論です。

 

なぜかと言うとこの位置と運動量を測定しようとすると、測定による外力が働いて測定結果が狂ってしまうからです。それは我々が普通に暮らしている範囲では無視出来るのですが、半導体の中で起こっている事を解析する時には無視出来ないのです。

 

同様の事が社会科学的にも言えると主張しているのです。世の中には「私こそ弱者だ、だから助けてくれ」という人が多くいます。しかしそれが認められた段階でももはやその人は弱者ではなくなります。なぜなら何らかの形で補助を受けられるから。

 

本当の弱者はそこにはいない。

 

ニュースを見る時はこの原理を頭の中に入れた方がいいと思います。

 

くり返しますが、本当の弱者は我々には見えません。そして一度弱者認定されると不当な利益を受ける事さえ出来る様になるのです。