マンスプレイニングが日本語にならなかった理由 | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました

これまた駄文ですが、標題のマンスプレイニング(mansplaining)については何度か記事にした事が有ります。ここ10年くらい流行っているアメリカ英語なのですが意味は男性が女性を前にすると説明的な態度で行う行為の事です。

 

それは例えば相手がIT技術者の女性だとしても、スマホのアプリの使い方などを知ったかぶって上から目線で、それこそこれまた最近流行りの言葉で言うならマウントを取りながら話す事などを指します。少し前にこんな記事も書きました。

 

 

ところでこのマンスプレイニングという言葉って、私が最初聞いた時には結構笑えるなと思ったと同時に、日本でも流行るだろうなと思ったのですが結局いまだ流行ってません。そもそも”まんすぷれいにんぐ”と入力してもつい最近までグーグル先生が外来語として認識してくれなかったくらいです。

 

その理由の1つは、日本の女性は優しいというか男性に気を遣い過ぎるのでそういう言動を避けたからというのも有るでしょう。しかし最近ふとちょっとした事からそうでもないなと思ったのです。

 

それはそんな事をやるのは男だけじゃない女もだ。そしてどうやら老若男女を問わずだからだと気付いたからです。なのでそのマンスプレイニングという言葉の代わりにマウントを取るというのが流行ったのだろうと。ちなみにこのマウントを取るという表現は英語でもmount という動詞で同じ意味として使われます。

 

いや実際そうですよね。TOEIC450点という劇甘基準さえ満足しない輩がこういう英語の知識について私に対して説教垂れるなんて不快な経験は、現役時代に何度も有りました。

 

あるいは私に対してクルマの知識に対するマウントを取ってくるくせに、自動車工学の本は1冊も読んだ事が無いし今後も絶対読まないなんて輩も数多くいます。他にも経済書を1冊も読んだ事が無いのに新NISAは使い物にならないなんてほざく輩も。

 

つまりこの国では男も女もマンスプレイニング、しかも知りもしないくせにやたら上から目線で他人を見下して話すのが好き。つまりmounting ばかりしているのです。だからマンスプレイニングなんて言葉を導入する必要は無かったのですね。ようやく気付きました。

 

まあそういう意味ではアメリカより男女の平等が進んでいると言えそうです。