仕事現役時代に感銘を受けたドイツの働き方 | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

昨日の事ですがXで相互フォローしているドイツ人作家のヘフェリン・サンドラさんとやり取りしました。引用したのはきっかけとなったサンドラさんの記事です。

 

 

まあいつもながらドイツと日本の労働のあり方に関する話で、必ずしも日本がダメでドイツがいいとは言えないとしても(逆に言うとこういう言説が私も含めて多いという事は、たいていの場合ドイツが良くて日本がダメという事ですが)、私のドイツ出張時の体験も併記して、果たして働き方はどう有るべきかに対するヒントになったらいいかなと思います。

 

私がドイツ出張した時というのは、当時開発部門にいて新規開発品がとある自動車メーカーに興味を持たれ、ぜひプレゼンしてくれと言われて行った次第。

 

その時会社の上層部に言われたのは(ある意味ミッション?)「せっかくだからこの製品を飛び込み営業して他のドイツ企業にも売り込んで来い」でした。

 

さて実際プレゼンをするとなると緊張しますし、顧客とのやり取りも英語だしなかなかハードな業務だったのですがその合間にもちろん上からの命令は実行しようとしましたよ。しかし、、、

 

そんな事を現地の人に言っても全く理解してもらえませんでした。なぜか?

①ドイツで仕事したかったらまずきちんとした資料を作ってemailで送ってください

②もしその資料に興味を持ってもらえれば面談の機会は有るかもしれません

 (もちろんそこで終わりの可能性も高い)

③ドイツでは飛び込み営業なんて有りません。

 (無理やりやったら逮捕されるかも?)

 

ドイツ人は基本的に仕事を定時内に終わらせる、有休はしっかり消化する、有休が消えるなんて制度は無いので消えなかった有休は退職前に全部消化する、なんて話も聞いて来ました。

 

要するに日本のやり方は根性とかそういうのばかりで効率性が低い。だから労働時間の割に成果が得られてないんじゃないですかね。

 

特にこういう風にたまたまドイツ企業から興味を持ってもらえたからと言って、いきなりついでに飛び込み営業とか有り得ないって事です。

 

この風潮が変わらない限り、日本の働き方改革なんて失敗でしょう。