日本沈没 オリジナルのTV版を観て | Do More with Less

Do More with Less

クルマ、バイク、モーターレース、音楽、映画、本、社会に対して言いたい事、Twitter(X)でつぶやいた事の詳細などをオレ流スタンスにて
メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

先日こんな本を読んだのと平行して視聴した。何だかストーリーに共通項が有るのでハマってしまった。

 

 

どうやらまた原作がドラマ化されたらしい。そうなると私にとっては旧作がアマゾンプライム対象になるのが楽しみ。これは原作が発表された直後に放送された作品。私が小学校低学年の時だった。そして上で取り上げた松本さんの「2022年 地軸大変動」もこの作品、いや作者の小松左京氏の他の作品を含んで、影響を受けて書かれたのではないかと思いよけいに見入ってしまったのだ。

 


同時期に劇場版も公開されたが、こちらは前に感想を書いた。

 


見比べてみると、映画に比べてテレビの方が放送時間を取れるからというのは有るとしても、ちょっと過激で挑戦的に見えた。特に田所博士の性格が非常に嫌なヤツ、でもとびきり優秀で日本を愛する学者として強調して描かれていると思った。あの時代、テレビは好き放題やれたのだ。今では考えられないが日本人にとって最高の娯楽だったのだからしょうがない。だからその分、当時の基準でも今で言うポリティカル・コレクトネスなんて全く無視していた。

 

ところで最近の私を知る人は驚くかもしれないが、私は子供の頃はテレビばっかり見ていて親からいつも怒られていた。そのくらいテレビが好きだったのだ。でもその当時好きだった番組のストーリーはほとんど覚えていない。どうしてなのだろう?

 

私の周りの同年代でオタクと呼ばれる人に言わせると、世の中にそういう人とそうでない人の二極がいるのだという。後者はオタクと呼ばれ、前者(=私)はオタクの素質が有りながらなりきれなかったダメな奴なのだそうだw

 

しかしそんな私でもこの作品の中では金閣寺が沈むシーン、第12話なのだがこの中で金閣寺のあの屋根の上の鳥と木の位置の関係から、主人公の小野寺利雄(役は青春ドラマで有名な村野武範氏)が異変に気付くところだけは覚えていた。後はまるで初見という感じだった。だから楽しめたのは言うまでもない。

 

そして大人になってからそのストーリーを堪能したからこそ、より深く考察し趣を感じる事が出来るのだと思う。そういう意味ではオタクになりそこねて大歓迎であるwww

 

なおそれぞれの作品は、最近のリメーク版も含めてこちらに(ネタバレ満載で)評論されてますが、確かに時代毎の雰囲気が反映されている気がしますね。
 

 

昔の日本人は海外志向が強かったのに今はという話。まずい気がする。特にあの「2022年 地軸変動」を読んだ後では。

 

 

フォローしてね