5分前行動より10分前完了を徹底しよう | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました

先日こんなweb記事がバズっていたのでツィート引用と共に、私が今世紀初めの頃からしきりに主張しているにも係わらず無視されし続けている事をここで主張しようと思う。

 約束の時間を守る人と守らない人 対照的なケースをすっきりと比べた漫画が話題に
 

 

引用した記事では時間を守れる人と守れない人の行動パターンをマンガでわかりやすく説明していて、たぶんその通りだと思う。なので守れる人守れない人、どちらに属する人の心にもヒットして多く読まれたのだろう。

しかし私はそれに加えて、大げさに言うなら日本人の道徳観にちょっと修正が必要なんじゃないかと思った。特に最近流行りの「働き方改革」を本当の意味で実行するためにも必要なんじゃないかと思ったので、いつも通りちょっと毒舌な提言である。

それが何かというのは標題やツィートの通りなのだが、そう思った理由は件の記事を受けて5分前行動というヤツが大げさに取り上げられていたからだ。

日本人は一般的に言って時間を守ると言われている。だから学校でも会社でも会議でも開始5分前には集合せよと言われ、そしてそれを守れる人が良い人とされる。

これは世界的に見ると異常とも言えるレベルなのは先般ご承知の通り、そして日本人は時間に厳しい事になっている。しかし本当にそうか?確かに始業時間は厳格に守らせるけど、終業時間はどうだ?まず間違いなく守らない。それで他人に迷惑かけても知らん顔。始業時間は厳格に守らせるくせに残業を強要するのが日本スタイルだ。これが学校だと、授業の終了時間を大幅に遅らせて休み時間を削ると偉いなんて風潮さえ有る。

ところでこの5分前行動、ちゃんと実行しようとしたらどんな事が必要になるか考えてみよう。いや考えなくてもみんなこんな事は経験しているはずだ。例えばあなたが所属する組織で5分前行動の徹底が指示されて11時からの会議を設定したとしよう。5分前という事は10時55分には集まらなければならない。そんな事可能ですか?まあ運が良ければね。その時間に会議室を使っている人が誰もいなければね。

そう、そんな時間に会議室は空いてない。前の会議の主催者が9時から11時に会議時間を設定したのに、ダラダラとまだ会議やってるのだ。しかも内容は無駄話。私は働き方改革に賛成なのだが一方でホワイトカラー・エグゼンプションにも賛成。こういう人達には残業代を払う必然性も理屈も義務も道理も無い。

つまり5分前(始業)行動せよと言うならその前提として、10分前完了が実行されていなければならないのである。よって他人に5分前行動を強要するなら10分前完了が絶対に実践出来ていなければならない。しかしこんな事実行している人なんてほとんどいないし、実行しようとすれば抵抗がすごいのだ。それでこんな事を20年近く言い続けたのに実行されてないと書いたのである。

どうしてこうなってしまうのか?日本人はダラダラ会議して仕事している自分に酔うのが好きなのか?それとも開始時間だけ守らなかった人をだらしないと非難していじめるのが好きなのか?もしそうでないと言うのなら、今から10分前完了を実行しよう。

 

 

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