実はさっきのエントリーに加えて、先週末からどうしても書こうと思っている事があるので書く。
最初は普通にアップする予定だったが、ちょっと内容的に一般向けじゃないので、アメンバー限定にする。
本当に腹わた煮えくりかえる思い。しかし恒例の水曜アシュタンガヨガの日にあまり怒りモードのエントリーしたくないので、今書く。
とは言っても勤めている会社の機密保持上、あまり詳しくかけないし、ここに至る過程は確かアメンバーの人にしか公開してないのでイマイチわかりにくいかもしれないが、例によって仕事と言うか会社での愚痴である。
オレの勤める会社は製造業なので当たり前の様に海外工場があり、日本から出向している人もいる。この件でオレはかつて会社側とトラブルを起こし、まあそのまま言いなりになっていれば今は管理職として会社側の立場で既得権益を充分以上に堪能していたのだが、断った経緯がある。その分岐点に関することだ。
実はオレがかつて関係した商品の中で、一番成功した商品は今中国で作られている。それがいろいろな事情で(これも詳細は厄介だが)フィリピンで作ることになった。そのフィリピンでの移管立ち上げをやっている担当から先週末、助けを求める電話が来た。
聞いてみるとふざけるなと言う内容。何がって、まず中国でその製品をめちゃくちゃな作り方で作っていて、本来の性能を出していなかったのだ。まあユーザークレームは少ないが、本来そんなものゼロに出来るはずの製品でだ。そして今回のフィリピン立ち上げ、中国の条件をそのままやるというのが社内承認の条件となっていたらしい。
立ち上げ担当が困惑するのは当然。ふざけるなと思い、オレはそれを正すよう要請した。まあ今となってはオレは関係無い人なので、受け入れられない可能性が高い。
それにしてもその商品のまわりにたかっている既得権益受けまくりの連中(=オレが以前けんかしまくった、あるいはオレの前ではオレに同意していた連中)、自分が楽をするためだけに、社内のルール、製品を作るためのルールを破りまくり。おまけに上司にだけは都合のいい報告をしていた。
中でも悲しくなったのは、当時目立たない存在ながら、当時の上司(これがまた熱い人だった)からはっぱをかけられ、この商品で絶対ユーザークレームなんて出すものかと言っていた品証担当が、今ではそこそこえらくなって、自分が楽できるように、ユーザークレームが出て当然の対応をしていた事だ。あんた、あの時見せた態度は単なる上司への媚売りだったのか?
実はオレがあの時、管理職への昇進を断ったのは、正直なところ後悔した時もあったが、先週のあの瞬間、そうして良かったと思った。でもそれ以上に、ある意味オレを育ててくれた商品が今、とんでもない状況にあるのは悲しい。
本心は救いたい。オレはこの商品に愛着がある。でも・・・
その周りにいる人間に全く愛着がわかない!
しかしそれにしてもだ、そうなった原因のひとつとして指摘されているのが、海外で日本人がなめられていると言う事だと言うのは何ともと言う感じ。日本ではサボっている部下、特に女の子(当社での女性社員に対する正式名称)に何も言わないのはほめられる事なんだけど、海外では当然そんな事したらなめられる。
オレは当然(このブログの読者は知っているだろうけど)そんなの許さない。だから海外向けだと言われているし、実際オレがやればたぶん直せると思うよそんな事。でも今出向している連中はオレみたいな行動はせず、海外生活を楽しんでいるらしい。
最後に付け加えよう。オレは奴らの事を社内アルカイダと呼んでいる。海外工場で製品の破壊活動をやるだけでは飽き足らず、五時過ぎ多発エロ事件まで起こしているからだ。