BMW試乗三昧 | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

 どうもこのところ何日か前の出来事を書きだめ&思い出してコメントしながらアップしてしまうのだけど、日曜はディーラーへ行ったついでに色々試乗させてもらった。まあ納車が遅れた関係もあって、ディーラーも気を遣ってくれているみたいだ。




 バイク屋さんってのは、そのバイク屋の中でのコミュニティみたいのが作られる傾向があって、従業員や他のお客さんとも色々つながりが出来て面白いんだよね。もちろんたいてい一緒にツーリングに行く仲間の候補とされる訳。こういうの、本当はクルマの世界でもあるといいんだけどなかなか・・・まあMINIの場合は去年の12月にもアップしたけど、クリスマスパーティーなんかがあったりして、ちょっとそういう雰囲気はある。




 まあそれはそうと、いい機会だったのでこれまでに試乗したBMWバイクのインプレッションでも。ちなみに日曜に試乗したのは、待ち焦がれているF650GSの良さを確認するために2回目の試乗と、スタッフに進められたR1200の試乗。契約の際のエントリーでも触れたF800STも含めてコメントしよう。






 F650GS、今回の印象も前回とほぼ同じ。やはりこのバイクを選んで後悔する事は無いだろう。ただひとつ気になったのは、いくつかの雑誌のインプレッションでも指摘されているんだけど、ニーグリップした時にひざの内側がフレームに当たること。人によっては痛いと感じるかも。まあニーグリップってのは下半身を使ってバイクを安定させるために必要なんだけど、別にニーグリップがゆるくても、バイクを安定させる方法はあって、その一つが外足加重。どうしても気になるなら外足加重を重視したライディングをすればいいのではないかと思っている。




 ちなみにオレの場合、どちらかというとニーグリップより外足荷重を重視するライディングなので、前回試乗時はあまり気にならなかったのだろう。この話題はちょっと古くからのバイク好きならわかると思うけど、昔外足加重を全く無視したようなGPライダーがいた。もちろんGPライダーだから速くてうまいんだけど、彼は外足に荷重をかけずに下半身でバイクを抑え、安定させるライディングをしていたのだよ。




 前回乗ったF800STは、F800Sよりポジションはアップライトで乗りやすかった。しかしエンジンはF650のハイチューン版なので、当たり前ながら高速は伸びるけど、低速での柔軟性に欠けた。F800Sのポジション(スーパースポーツ風)には合うけど、ツーリング用としてはF650の特性の方が合っていると思った。Fシリーズのロードモデルとしては、F800STのポジションでF800Sのハーフカウルを付け、エンジンはF650GSってのがいいかも。F650FSとか?




 それともうひとつ日曜に初めて乗ったのが、一番BMWらしいエンジン、フラットツインを積んだR1200R。これはやはり感動したね。日本車の経験からすると異様に低い重心のエンジン。そのおかげでコーナーで倒し込まなくても自然に曲がってしまう感覚。スペック的にはZRX1100と同じくらいの重量であるにもかかわらずだ。BM好きの人ってこの感覚が好きなんだろうなって思った。心配したシャフトドライブの癖は、少なくとも今回の試乗ではわからず。長距離を乗ったら楽しいだろうな。まさに陸の巡洋艦って感じ。




 昔NAVIというCGの姉妹紙で、BMWのバイクの事を、”ドイツ人が発明した地平線を否定する機械だ”って表現してた人がいるんだけど、まさに言いえて妙! ロングツーリングするならこんなバイクが欲しい。おっと、これ以上のめり込むと、もう一台買いかねないので、ここでお開きとしようか(^^)