この本、去年題名だけで感銘を受けてしまったが、最近になって読みました。ゴア氏の地球の掟は、途中であまり面白くないと思って、読み飛ばしちゃったんだけど(書かれている事は既に何らかの形で知っている事がほとんどだったし)、こっちは結構なペースで読みきってしまいました。
一見過激な論を展開しているように見えるけど、共感できる事ばかり。日本人は働き方を考えるべき時に来ていると思うけど、そんな時代にうってつけの本です。
でもって、実際具体的に部下を左遷したり、解雇したりする技術が論じられているわけではないんですよ!
効率の良い会議の進め方、無駄な残業を抑えて自分の時間を有効に使う方法、自分の仕事に対するモチベーションの維持の仕方、キャリアップのために取るべき態度、上司や部下の説得の仕方などなど。
会社勤めの多くの人は、部下を持っているにしても自分も誰かの部下であるというケースがほとんどのはず。だからこの本は、実は部下がいない人も含めて、会社勤めの人は絶対読む価値ありですよ。
転職を考えていなくても、今の会社に満足していても、上司や部下と円満に行っているとしても、ぜひご一読を。
