出版業界でページ番号のことを指す「ノンブル」。
フランス語の「nombre」に由来しているそうですが、英語で単に「number」と言っても、当然、「ページ番号」という意味にはなりません。
日本ではあまり紹介されていないものの、この「ノンブル」の訳語としてぴったりだなと思うのは、「folio」です。
業界以外の人に通じにくいところなども、ちょっと「ノンブル」に似ています。
表示させないノンブル(隠しノンブル)は「blind folio」、表示させるものは「expressed folio」といいます。
「folio」には、ほかにもさまざまな意味があるので注意が必要です。
デザイン関連でいえば、「プレゼンフォルダー(presentation folder)」や、「2つ折りにした紙」も「folio」と呼ばれることがあります。
みなさんにおなじみの「Adobe Font Folio」、電子書籍フォーマットの「Folio」、フォント名の「Folio」などもありますね。
業界以外の人にも通じる普通の言い方は、間違いなく「page number」でしょう。
InDesign、QuarkXPress、MS Wordでは、いずれも「page number」と呼んでいます。日本語訳もすべて同じ、「ページ番号」です。
一部の和英辞典で「ノンブル」の訳語として紹介されている「pagination」は、書誌学での呼び名のようです。
デザインの世界での「pagination」は、「ページ組版」や「ページ番号を振ること」などの意味で使われます。
